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スタッフブログ

本部・広報室の林です。
マレーシア出張レポートなのに、なかなかオイスカの現場の話題が
出てきませんでしたが、今日は研修センターの話題です。

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サバにある研修センターはKPD-OISCA青年研修センターといいます。KPDはサバ州の農業公社のこと。テノムという地区にあるため、普段、私たちは「テノムの研修センター」と呼んでいます。

センターはKPDが運営をしており、スタッフの多くは訪日研修生OBなのですが、KPDに雇用される形でセンターに勤務しています。

 

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現在、所長を務めるシャリフさんが、農場などを案内してくれました。
「足元が悪いから」と総裁の手を取ってゆっくり歩く、やさしい所長さんです。
センターには日本人駐在員はいませんが、日本語指導のボランティアとして愛知県から鳥谷部さんが派遣されています。

 

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お米が見事に実っていました。
鳥谷部さんのお話では、3年前に来た時には、米が中心で野菜が少なく、若者がたくさん研修している環境としては食生活が整っているとは言えなかったそう。当時の研修生の顔にはたくさんのニキビがあったのだとか。それが日本で学んだ研修生たちが有機肥料を使いながら野菜を育て、今ではたくさんの野菜が収穫できるようになり、食生活が劇的に改善したのだそう。「本当に彼らの努力は素晴らしい」と鳥谷部さん。

それを実際に私自身が感じられたのは、昼食時のことでした。

 

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食事前に撮影すればよかったのですが、うっかりしていました。
食べ始めてから撮影したものですが……。中央にあるお米はもちろん、
周りにある鶏肉や野菜の炒めもの、サラダ、キノコの炒め物など
たくさんのおかずのほとんどがセンターで育てているものなのです! 
どれもおいしくて食べすぎてしまいました。



CIMG0750敷地内にはパパイヤなどの果樹のほか、ハウスの中ではメロンも栽培していました。大きなメロンに総裁も感激されていました。
記念植樹をしたのもフルーツ。現地ではマジックフルーツと聞きましたが、一般的にはミラクルフルーツと呼ばれているようです。この実を食べると、その後に食べたものが甘く感じるのだそう。
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センターで研修しているのは約45名の若者たち。
総裁の話もしっかりと聞いていました。
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通訳をしてくれたのはアズリナさん。所長に一番日本語が上手なスタッフを、とリクエストしたら彼女が指名されて前に出てきました。中部日本研修センターで研修をした女性です。時に難しい言葉も飛び出す総裁のお話を、まったく臆することなく、通訳していました。

最初は、総裁の話をかみ砕いて説明したりする必要があるかもしれないと思い、近くで待機していましたが、その必要がないと分かり、一番後ろで研修生の様子を眺めながら、彼女の通訳する姿を見ていました。

マレーシア語が分からない私ですが、彼女が研修生たちに分かりやすく説明を交えながら通訳をしてくれている様子が伝わってきました。単に日本語の理解力が深まったというだけではなく、心でオイスカのこと、総裁のお考えを理解しているからこその彼女の通訳だったのだと思いました。

彼女が日本で研修している時から知っている私としては、立派に成長した彼女の姿を見て、うれしすぎて、涙がこぼれそうになりました。

 

テノムの研修センターしか知らない研修生。言ってみれば、サバの田舎の若者たちです。
オイスカが日本のNGOであることは理解しているし、指導員たちが日本で研修したことも
知っていますが、そのことを身近に感じたことはなかったと思います。それが、日本から
総裁が来てお話をしてくれ、各国で自分たちと同じように若者たちがふるさとの発展を目指して
頑張っていることを知ることができたのは、大きな刺激になったのではないかと思います。

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敷地内には日本庭園風のスペースもありました。研修生への日本語の指導はしているけれど、それだけではなく、このセンターが日本の文化などの発信基地になれたら……と将来を思い描いているようです。
お茶を習っている私は、お茶室をつくりたいとの話に反応してしまいました。飛行機での移動中に読もうと思っていたお茶の関連の資料には写真も多く掲載されているので、参考になるか分かりませんが、所長さんに渡してきました。実現するかどうかは別として、日本への強い思いを知り、うれしく思いました。



短い滞在ではありましたが、OBや研修生たちが頑張っている様子を
しっかりを見せてもらい、充実した視察となりました。