「奇跡の木」モリンガ@フィジー

2018年8月31日 ( カテゴリー: 国内スタッフのブログ )

 こんにちは、国際協力ボランティアの倉本です。

 気付けば、もう8月も終わりですね。もう学生ではなくなってからも、8月31日と聞くといつも少し焦りや寂しいような気持ちがしていました。と同時に、部活の忙しかった高校生の頃などは最終日に一生懸命数学や古典などの提出物と戦っていたなと、良くないことも思い出してしまいます。

 しかし、今年の8月31日の私は、数学でも古典でも少し寂しい夏休みの終わりでもなく、穏やかで明るく、真っ青な海が印象的なフィジーという国について考えていました。先日より、海外事業部でオイスカのフィジーでの取り組みについて学ばせていただいているので、特に今はフィジーに興味津々です。そこで、本日はオイスカ・フィジーの活動報告から、私がふと気になって調べてみたことを、ここに書き留めてみたいと思います。

 

 「モリンガ」

 お借りした報告書を拝読させていただく中で、ふと目についた言葉です。ご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、私はこの時はじめて知りました。報告書には

【2017年2月13日~19日 週報】  モリンガ栽培及び普及活動

オイスカ・フィジーでは、今年(2017年)から健康改善(糖尿病・高血圧・心筋梗塞などの病気の予防として)の活動として、モリンガ栽培の普及活動に力を入れています。今年(2017年)はナサウ研修センターでモリンガの栽培を行うとともに、CFPの活動においても紹介及び苗の植え付けも考えています。

図1

(*クリックで画像拡大できます)

 

とあります。

 そして添付写真には、研修生がモリンガの種まきをしている様子が…

  モリンガを知らない私は、健康改善のためにモリンガの栽培?と疑問に感じたので、インターネットに聞いてみました。

まとめると、

  モリンガとは、北インド地方を原産とするワサビノキ科の植物。成長がとても早く、幹、根、葉、枝、花、種の全てが利用できることが特徴で、ビタミン類、抗酸化物質、たんぱく質など栄養素が約90種以上も含まれている。このことから、ミラクルツリー「奇跡の木」や、ツリーフォーライフ「生命の木」、メディスンボックスボックスツリー「薬箱の木」などと呼ばれ、インド・アフリカ・フィリピン・インドネシアなどの国々では古来から健康や美容に使われていた。また、日本でも近年スーパーフードとして注目を集め、沖縄など温暖な地域では栽培も行われている。

 とのこと。

 「ミラクルツリー」と言われるとなんとなく何処かで聞いたような気もします。

 そして、このモリンガは上のような特徴から国際協力の場でも用いられるケースが多いようです。なるほど健康改善のために最適な植物なのですね!私もモリンガの効果を試してみたいです。

   しかし、モリンガは人間の健康以外にもまだ利用法があるようです。

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【2018年2月12日~18日 週報】モリンガの講義と液肥の作成

 

  2017年のモリンガ栽培の報告書から約一年後、今度は成長したモリンガの葉を収穫し、液肥を作る研修生の姿がありました。

  収穫したモリンガの葉を取り除き、葉を糖蜜、水とともにかき混ぜて…と、なかなか楽しそうな作業です。液肥をかき混ぜる研修生もとても良い笑顔。

 

図11

(*クリックで画像拡大できます)

気になる作り方の詳細は以下の通りです。(報告書の画像をそのまま使わせていただいています)

  1. モリンガの葉を取り除く(6㎏)
  2. 糖蜜160gと水8gを加える。
  3. 次の日から1日1回かき混ぜる
  4. 1週間後濾して葉を取り除く。
  5. 約8ℓのモリンガ肥液が完成!ペットボトルで保存できます。

その他、注意点としてペットボトルのキャップはきつく締めず、少し空気を入れておくこと。時々ペットボトルを振ること(振るときはキャップをしっかり閉める)があります。また、この完成したモリンガ肥液は、水で10倍に薄めてレタスの追肥として使われ、液肥を使用した個所は、順調に大きく育ったそうです!(何倍に薄めるのが適量なのかはまだ検討中とのことです)

(この肥液の作り方と使用法については、報告書の情報以外にフィジーに現在駐在されている清水さんに、海外事業部の増留さんを通してお伺いしました!ありがとうございます!)

②モリンガ図モリンガ図1

今回ピックアップしたモリンガの実習は、もちろんフィジーの研修生の学びのほんの一部ですが、私にとっては健康改善にとても効果的なだけでなく、肥料にも利用できる植物があると知っただけでとても興味深く、知ることができて嬉しく感じました。こうした学びを日々積み重ね、知識だけでなくリーダーとしての資質も養うことのできる研修センター。以前中川さんのブログ記事にもあったように、フィジーではマングローブ植林やサンゴ礁保全の活動もされているということで、研修センターも含め、報告紙面やオイスカ誌には紹介されにくいところではどんなことが行われているのだろうと、ますますフィジーに訪れてみたくなりました。

 

ちなみに、「モリンガのきせき」(作 ハンク・ブルース&トミ・ジル・フォーク 絵・翻訳 こまつみほ)という、モリンガを楽しく知ることの出来る絵本があるそうです。ケニアの小さな村に住むアマリとンジュマの姉弟が、村人の飢餓の危機を救うために「きせき」を見つけるお話です。モリンガの利用法、効能などがとてもやさしく書かれていて、さらにモリンガに興味を持てるような内容でした。大人も子供も読んで学べる素敵な絵本ですので、ご関心のある方はぜひ。


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