2021年5月7日

国ボラレポート④-1

  • 国際協力ボランティア
  • 国ボラの山崎です。
    今回は、海外事業部でのOJTについて記載します!

    海外事業部のOJTとして指示された内容は、「オイスカの宝探し」でした。

    「オイスカの宝探し」???

    主体的に考えて欲しいという案内のもと、過去のオイスカ誌や海外プロジェクトの活動レポートなどを読み込む中で、辿り着いた私なりの解釈。それは、

    「私の国ボラ参加への動機を再確認し、オイスカの活動と私の興味がマッチングするところを“宝”とする」ということです。

    このOJTを通して改めて自分を見つめ直したときに、「やはり私は“農業”をやりたい。そして、開発途上国に住む人々自身が自発的に生計向上を目指すような気づきを一緒に考えたい」という結論に至りました。実際にオイスカでは、ミャンマーの研修センターで、ミャンマー全土の村々から研修生を招き入れ、土作り〜販売までの一連の農業の過程を研修しています。研修を終えた彼らは、自分の村に帰り、学んだ農業技術を地域農民に広めている事例も存在します。

    ミャンマー/チャウマジTC
    ミャンマー農業指導者研修センター(チャウマジ)

    “農業”って面白いですよ。言葉遊びになりますが、

    英語では“Agriculture”と書きますよね。

    “Agri”と“culture”に分けることができて、“Agri”は「土地、田畑」という意味があり、“culture”は「文化、耕作」という意味があります。これを私なりの解釈で読み解くと、「土地によって文化が違うように、田畑によって耕作方法は違いますよ」となりました!

    これは、オイスカが発信している「土から離れない」という考えに近しい部分があるのではないかと感じます。つまり、土を見ないと耕作方法の違いに気づけないよ、ということですよね。(あくまで私なりの解釈ですが…)

    次に、 “のうぎょう(農業)”という言葉。これは、当て字で「能業」「脳業」とも書けます。(少し強引ですが…)

    これを私なりの解釈で読み解くと、“農業”は、自然を相手にやり遂げる力(能力)と過去の蓄積による判断力(脳力)が必要になる。つまり、オイスカが柱としている「人づくり」という考えに近い部分があるのではないかと感じます。

    要するに、“オイスカの宝探し”という課題で、私が見つけた宝は、「土から離れない」+「人づくり」=「人と農業の共生」という考え方でした!(結局、精神的な考え方にまとまってしまいました…)

    農業を通して生計向上を促したい私と、「土から離れない」「人づくり」に力を入れているオイスカ。

    2つのマッチングした部分(宝)が、「人と農業の共生」 というキーワードだったということですね。

    次回CFPでのOJT報告につづく

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