人工盛土

2012年9月27日( カテゴリー: 本部発 )

プロジェクト担当の吉田です。
仙台市若林区荒浜小学校横の人工盛土を見てきました。
まだ工事中で、0.5haと規模は小さいですが、ここが先陣を切って始められた場所です。
おそらく10月末には完成すると思います。林野庁東北森林管理局仙台森林管理署が発注し、
今春の競争入札により地元宮城県の笹原組が受注しました。

震災後


工事前


現在


高さは平均3.5m。土は震災瓦礫を基盤に、その上に購入土が置かれます。
「瓦礫」とは「産業廃棄物とその清掃に関する法律」(通称:廃掃法)に従って粛々と分別された瓦礫で、
ここでは主に砂状の山土が使われています。
この工事では震災瓦礫の活用に関する方針を協議中であったため、
盛土基盤への瓦礫活用はされていません。
土壌も除塩で生じた土では塩分濃度が高く、そのままでは使えないと思います。
名取市でも工事が始まります。ここで倒されたマツの撤去は、あっという間に終わるような気がします。
一年見続けた倒れたマツがなくなると、一層殺伐とした光景になるでしょう。
マツはチップ化され、マルチングなど海岸林復旧工事に使うことも検討されていることでしょう。
千葉の九十九里浜でその方法を取った個所がありました。
 

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