担当の吉田です。
今年は地方出張で22県に赴きましたが、その際には、極力時間を作り、
論文などをにわか勉強をして、ご当地海岸林を視察しています。

今回は北海道森林管理局の素敵な方に、
とてもいい資料をいただき、空路は熟読しました。

最前列より300m地点

地吹雪の中、オイスカ北海道支部の役員さんと二人、石狩川河口に。
そこから小樽市東部まで全長20km。
森の平均の幅は500~600m、広いところでは800m。
総面積653haの天然カシワの海岸林があります。
こんなに大きなカシワ林は見たことありません。

港の近くですから、船荷を積んだ大きなトレーラーがカシワ林の
脇を通りますが、それすら小さく見えました。

 

 

 

葉によって冬芽がちゃんと守られている。

カシワの木に関する面白い話は、こちらでも触れましたが、イメージするに「かしわ餅」「子どもの日」⇒「縁起物」「葉っぱが落ちない」⇒「代が途切れない」、「子孫繁栄」
カシワは冬芽を守るために、冬に落葉しないそうです。

浜に出ると、強風で砂が頬を叩き付け、さらには砂丘を越え、葉をつけたカシワ林に及び、砂は静止します。落葉樹では潮に強いとしても、防砂防風効果は半減するでしょう。
カシワの実は、厳しい冬を迎える動物にとっても貴重な食源でもあり、古くから人間の生活や産業に不可欠だったことでしょう。

「札幌までは少し離れているけど、大きな意味では札幌まで守って
るのかもしれないね。住んでいても知らなかったよー」

オイスカの役員さんの言葉とともに、まさに保安林という印象が私には残りました。

最前列より600m地点。海岸に近づくにつれて、樹高が小さくなるのはクロマツ海岸林と同じ

潮風と砂のストレスから、最前列では何年たっても大きくなれない。

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