闘いを想う

2013年3月14日( カテゴリー: 現場レポート )
世間はホワイトデーですね。
育苗場の地主のお孫ちゃんから、地元の人たちがバレンタインデーにプレゼント
をもらったので、お返しをしなきゃいけないと朝から騒いでいます。
「金じゃダメなの?」
「金はありえねーべ」
3.11までの嵐のような毎日が終わり、平穏を取り戻した日、
入札を経て、既に植栽が完了したある場所の治山工事を視察しました。
防潮堤工事、排水路工事、治山工事が並行して行われているため、ダンプが多く、
当然一般人は立ち入ることはできません。工事関係者の妨げになってしまいますので。
植え付け直後の姿は、まさに壮観。感動的です。
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しかし、私には厳しい道のりへの幕開けに見えました。
盛土の上に立ち、吹きつける風を受け、自然の厳しさを改めて感じました。
今までは周りに水田も畑もあり、畔には草も生え、建物も宅地もあり、
風を遮るものがたくさんありました。しかし、今は津波で流されて何もありません。
原野というより荒野です。
現代において、これだけの広大な荒地の中に植栽したケースはありません。
除塩が行われて、農業が再開されると少しは砂も収まるのかもしれませんが。
今回の出張で未知の世界に挑もうとしている技術者の舞台裏を何度も垣間見ました。
冬季の蔵王降ろしによる内陸からの「飛砂」は凄まじいばかり。
今後、トライ&エラーも多々あることでしょう。
植え直しもあることでしょう。我々もその渦中に身を投じるのですから、生半可ではありません。
しかし、当初の考え通り、技術者と一般市民の総力戦、
オールジャパンで乗り切って行こうと呼びかけてゆきたいと思います。
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   盛土工の上より防風ネットを臨む
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