川崎市早野聖地公園里山ボランティアの井上文雄です。
平成25年9月23日、川崎市早野聖地公園で恒例のお彼岸バザーが開催されました。
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参加は近隣の農家2軒と早野聖地公園里山ボランティア。農家は、柿、白菜、たまねぎなどの野菜と手作り漬けものを、里山ボランティアは、クヌギ・コナラの炭、竹炭、木酢液、炭化させたいが栗、竹炭のストラップ、竹とんぼ、実生の苗(ヤブツバキ、山椒、イヌツゲ、カエデ、カシワなど)とサツキ苗(挿し木)を出しました。実生の苗を出したのは、3月20日春のお彼岸バザーで、山桜の実生苗の無償提供でオイスカへの寄付が5000円できたからです。
炭以外は無償で差し上げ、寄付を「絆」と書いた竹筒に入れていただきました。
掲示した海岸林再生プロジェクトの写真パネル2枚は、津波被災から3年の歩みをクロマツ苗の成長を中心に、A4写真16枚にまとめ、新たに作りました。
DSC03322午前中の2時間で、出品したものがほとんどなくなり、竹筒の「絆」からオイスカに5000円を寄付することができました。手渡しした寄付金付パンフは56部。写真パネルの説明を聞いてくださった方がほとんどで、「協力する」との言葉も聞け、反応はよかったと思いました。
3回目となった今回の宣伝活動は私と一緒に訴える仲間が増えたことが特徴です。パンフを手渡す人、パネルの説明をする人、バザー出品物を手にした人に「海岸林再生にも寄付しますから」と声かけする人。私がお願いした訳ではないのに、ごく自然に一緒にやってくれたことが、ことさらうれしく思っています。
当座の寄付金は少ないですが、動いてくれる人が増え、「海岸林再生の訴えが恒例になってきた」ことは今後につながると思います。
墓参に来て寄付をしてくださった方々に進捗状況を報告することは、
呼びかけた者の責任です。
これからも折々に、自分の現地取材とオイスカからの最新情報で、
鮮度のよい写真パネルをつくり、伝えていきます。
前回と今回のバザーで、私の実生苗は寄付につながることがわかりました。
当初、苗の現物で海岸林再生プロジェクトに協力しようと考えていた私は、
改めて「実生苗を作ればいいんだ。」と思いました。
名取のためでなく墓参の方々のために。
無理なく楽しく10年続けられる「実生苗による募金・宣伝活動」の型ができたように思いました。
来春用の種の採取を始めています。
「森林飽和」著者の太田猛彦東大名誉教授が学長となった「かわさき市民アカデミー」が、
アカデミー設立20周年記念行事・フェスタ(12月14日15日)を開催します。
昨年に引き続き、最新の写真パネルで海岸林再生プロジェクトの支援を訴えます。
その取材も兼ねて、里山ボランティアの仲間4人で11月8日に名取市の育苗場を訪問します。
単発の見学が現場にご迷惑をおかけすることは重々承知していますが、どうかお許しください。

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