後世に伝えるべき治山

2013年10月9日( カテゴリー: 本部発 )

10月3日、第51回治山シンポジウム「後世に伝えるべき治山~よみがえる緑~(主催:治山懇話会)
をゆっくり聴講いたしました。
林野庁「東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会」の座長を務め、
今はオイスカ顧問でもある太田猛彦先生(東京大学名誉教授)が
選定委員会座長として選定結果を公表されました。
今年は、明治44年からの治山事業100年に当たるのです。
それを受けて同日、林野庁も「後世に伝えるべき治山」選定箇所を記者発表しました。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/suigen/131003.html
60箇所の選定結果
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/suigen/pdf/131003-01.pdf
この中には足尾銅山など、皆さんご存知の場所がいくつもあると思います。
治山関係者でなくても誰でも知る場所が、かつては大変な状況にあったわけで、
まさに蘇えった緑という事なのですね。
住民の生活を守るために、苦闘の末、新たに造成された海岸林も多々選定されています。
私たちが学んできた海岸林も選ばれております。
北海道・襟裳岬
秋田・風の松原
富山・入善町
静岡・遠州灘
ちなみに、60箇所中11箇所が海岸林です。
岩手・宮城内陸地震の山地災害に関して
http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/?p=4822
「治山関係者は、もっと多くの人に知ってもらう努力をしよう」という気持ちが伝わるシンポジウムでした。

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