21日に行われた植栽技術講習会では、一般的な林業での
植栽やクロマツ以外の樹種についても紹介され、クロマツとの比較ができました。

例えば、植え付けの適期。
スギやヒノキは13~14℃であるのに対し、クロマツは4~5℃。
植え付けの深さもスギは深植えであるのに対し、マツは浅植え。ただし、コンテナ苗は、成長に必要な根が根部の上部から
伸びてくるので2㎝程度深植えをするのだそう。

コンテナ苗の根はここから出ます!

コンテナ苗の根はここから出ます!

この日集まった森林組合など林業のプロたちも海岸でこれだけの植林をするのは初めて。
海岸と限定しなくても初めてかもしれません。
林業会社で働いていた経験を持つ
当プロジェクト担当の吉田はいつも言います。

「林業会社で働いていた2年間の中で、植栽をしたのはたったの2時間。
それも子どもたちの体験活動で行っただけ」と。

東京大学名誉教授の太田猛彦先生の著書のタイトルにある通り
日本は“森林飽和”状態で、多くの現場では植栽ではなく間伐などの
作業が必要とされており、プロたちも大規模な植林の体験は少ないようです。

座学が終わり、育苗場で植栽の練習をした際、
森林組合の方が手にしたのは電卓。
何のためでしょうか。

70秒!!!

1本につきどれくらいでの時間で植えるのかを計算するためです。苗は植栽適期になったことを体で感じ始めます。敵期を過ぎると括着率が落ちてしまいます。短い適期での時間との闘い。平日も休日もありません。
1日一人300本植えなければならないとすると・・・
1本につきかけられる時間はたったの70秒!!
佐々木統括からは鍬を5回動かすだけで1本植え終わるものだと
説明がありました。

ただ、ご紹介してきたとおり、植栽現場はそう簡単な場所ではありません。
湿った土が出てくるまで20回以上鍬を動かさなければならない箇所も!
顔を真っ赤にして穴を掘る同僚に「1日中やるんだぞ、何日もやるんだぞ」と
声がかかっていました。1穴掘るのに大変な苦労を要する現場。
1本70秒で、一人300本植えることが求められるのでしょうか?
気が遠くなる思いがしました。

cf. むかしの人が植えた300本というのは、この場所では100%無理ですね。。。
(全員そう思いました)

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