宮城県知事も復興期間の延長を政府に要請していますが、
私たちも、これまでと違う「向かい風」を感じています。
先日、経済同友会の皆さんと情報交換する機会をいただきましたが、
職員の方から「被災地への新規支援の伸び悩み」という声を聞きました。
行政・支援者と協働して、復興の道のりを発信し続けたいと考えています。
元林野庁東北森林管理局長の矢部三雄様と2年前に面会した際、
「風化に危機感を感じる。発信し続けることにも協力をお願いしたい」という言葉に、
心から同感したことを思い出します。

海岸林視察バスツアーに「参加」された佐々木市長(2014年2月23日)


来年1月末ごろ、佐々木一十郎 名取市長のご講演を、都内で開催計画中です。
記録として必ず実現すべき、重要な企画だと考えております。
3年半のご苦労や、現状と今後の目標、その中での海岸林再生をお話しいただきたい。市長は今年6回も現場に来てくださり、大雨の中、森林組合の作業班を激励し、作業は2度もしていただきました。
また、国連防災会議(2015年3月14日~18日)では、シンポジウムを開催するのではなく、現場主義の団体らしく、「海岸林視察バスツアー」を行いたいと考えています。名取市民をはじめとする日本人と同日開催で。日本人参加者からも、復興への渾身の努力を海外の方に伝えていただくために。
ANAのご協力で170人が参加した「ボーイング787に乗って海岸林視察ツ アー」(2011年10月30日)

ANAのご協力で170人が参加した「ボーイング787に乗って海岸林視察ツアー」(2011年10月30日)


また、名取でボランティアに来た方、特に企業・団体の方には常に申し上げています。業務として会社の取り組みを発信することにもご協力をいただきたいと。先日、労働組合産別組織として150万人の組合員を擁するUAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)の2,000人が集う定期大会では逢見直人会長のご挨拶でもプロジェクトに触れていただき、組合報でも9月は2度も紹介されました。
三菱UFJニコスは、三菱ゴールドカード会員情報誌「Partner」(年8回・100万部)では、
毎号の表紙をめくった1ページ目全面で、現場の進捗報告をしていただいています。
東北電力労組などは、業界新聞の取材を持ち込んでくださりました。
埼玉トヨペット㈱グループは、社員と顧客による運動を展開していただいています。
西友のレジ全てでは、当プロジェクトの趣旨がお客様に伝えられています。
未曽有の災害には、それに見合う復旧方法を採るように、
発信の方法やその継続も、それに見合う運動でありたいと思います。
非力な発信力しかない我々に、ご理解・ご支援を続けて頂いている方、
現場に足を運んでくださる方、活動報告会に聞きに来てくださる皆さまを
心から頼りにしております。
長期戦の苦しさは最初から覚悟の上。
一度決めた道ですから、私たちは必ずやり抜きます。

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