広葉樹その後

2015年2月9日( カテゴリー: 広葉樹, 現場レポート )

150124-25 (271) 広葉樹についても、1月24・25日に観察してきました。
他のどの現場も、生長量が乏しいことは否めません。

これからの時期、気になった気持ちで、現場で10分だけでも、木の高さになって座わってみれば色々なことが体でわかります。

海岸林の目的、機能、クロマツの特徴と機能から考えてみて、荒野に変貌した、しかも海沿いに、先行して植栽されるべき木はクロマツであることは自明。
また、間伐し適正本数管理すれば、25年後ぐらいから自然に広葉樹が侵入します。海岸林の広葉樹は、それを待つのが最も低コストです。

とにかく、考え方は多々あっても、既に植えたからには責任をもって育て、
数は育たなかったとしても、母樹のような働きをしてほしいと思って、
我々も78,000本中432本だけ、塩のストレスの少ない最も内陸側に植えました。150124-25 (269)

森づくりの計画には、最重要目的は何かを理解していることが肝要。
海岸林再生の目的は、内陸を守る、農地を守るインフラの早期復旧だと我々は考えます。

以下は、他団体の現場も含めた現在の状況です。

・仙台市内2013年春植栽 約0.1ha 企業A
クリ?数本の根元直径5cm、高さ2m。ただし他はほぼ枯損。未補植。

・仙台市内2013年春植栽 約0.1ha 団体B
土を50cmほど?入れた場所は生長乏しくも生育。
土の少ない場所は、ほぼ植えた時のまま。
風による林床の敷き藁の痛みが著しい。

・名取市内2014年春植栽 4種432本 オイスカ
春植栽3分の2枯損。秋補植後は生育。
ヤマザクラが最も良好。他はケヤキ、コナラ、クリ

・名取市内2014年春植栽 1ha 企業C
常緑広葉樹・クロマツ混植。枯損少。伸長なし。黄葉化著しい。

・岩沼市内2013年春植栽 約0.2ha 試験地
防潮堤内陸側法面上。マサキ(低木)は生長あり。土30cm厚。

・岩沼市内2013年春植栽 不明   団体D
海岸から400m以上内陸。設計上風当たり強く、土壌に礫多い。
枯損は少なくも、枯損→萌芽更新の繰り返しも散見。

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