その人のことは、吉田から聞いていました。
話を聞いた時、じ~んとしてしまった。

それは、植栽現場となっている盛土を作るために
ダンプで土を運んできてくれるお兄さんの話。

6月だったでしょうか。ある団体のボランティア活動日のこと。
その日、仕事が休みだったお兄さんは、いつも自分がダンプを運転をしていた
工事現場を自分の車で走っていたそうです。

「いつも何やら活動している人たちが今日も何かやっている」

普通は通りがかりにちらっと見て終わるでしょう。
でも「何をしてるんですか」と車から降りてきたお兄さん、
そのままボランティアに飛び入り参加をしていったのです。
しかも終日。休みの日だというのに・・・・・・。
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まさか、今回そのお兄さんに会えるとは思っていませんでした。
前日夕方、本部事務所にボランティア参加の意思を伝えてきたお兄さん。
翌日の悪天候を天気予報で確認し、職場に連絡を入れたのだそう。

「明日はボランティアに行くので仕事を休みます」
(上司は快諾してくださったそうです)

お兄さんはとっても働き者でした。
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この日、一日雨が降り続いていたため、午後の作業の前に少し時間を取って事務所の中で吉田から現場の説明を聞きました。参加者からはいくつか質問が。
「盛土の土はどこから運んできたんですか?」
「ここに土を運んできた人がいます」
と吉田がお兄さんを紹介。“運んできた人”から直接話を聞くことができました。
「亘理から山砂を運んできました」と。
 
 

自分が運んできた土で作った盛土の上で、
お兄さんは黙々と作業をしていました。
分からないことはすぐに質問しながら。

まじめで働き者のSさん。
出身は海なし県の長野県なのだそう。
しばらくは長野に戻らず、この海岸にマツが育つのを見守ってくださいね。

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