9月19日のボランティアの日。
「嵐」の4連休宮城コンサート(利府市)の影響で、全国からのボランティアが
参加しにくい状況が鮮明になった時点で、名取市役所職員参加協力を相談していた。
「くれぐれも動員はご容赦ください。あくまでも自主参加で」と。
市役所の皆さんは、有無を言わず協力してくれた。
再生の会の櫻井副会長夫妻の自宅を訪ねた時、
「また東北放送のラジオで、名取の海岸林ボランティア募集!って聞いたぞ」と。
市のホームページを東北放送のディレクターさんが見つけてくれて、
何度も放送してくれたことは、当日、取材に来てくれた時に分かった。
庁内イントラでも募集の告知があったと、市役所職員からメールがあった。
これまで4年半、私のほうから強く現場参加を求めたことはない。
林業を知る技術系職員は他市町村の例にもれず、明らかに不足している。
何より、直近の課題に追われていることもよく知っている。
出来るだけのことはコチラで引き受け、当局に負担をかけないことだけ考えてきた。
農林水産課から連絡あり。
ボランティアを取りまとめたと。しかも大勢。若い職員も。
寄附を継続していただいている三浦副市長や、熊谷生活経済部長のお名前もあった。
大澤農林水産課長は娘さんと一緒に。総務課の女性のSさんは、先輩を連れて。
そんな様子を、私にとっての初代農林水産課海岸林担当のSさんは前の日から手放しに喜んでいた。
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この日は昨年植栽地16ha、全長1.5km、幅200mを、75人が横一列に並び「総点検」した。
去年と同様「お彼岸まで」徹底して草と闘うと決め、今日まで1,400人にご尽力いただいた。
その総仕上げのお題目は「小さなつる草」。
腕章組(3回以上のリピーター)は均等に散っていただき、手本を見せてくれる。
葛と格闘している三浦副市長の姿が印象的だったと、うちの林が言っていた。
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「植樹祭だけじゃだめだとずっと思っていました。これからもまた来ます」
 (総務課のSさんの力強い眼差しが嬉しかった)
「今日はずっと、今も、感激で涙が出そうです」(三浦副市長)
今日中に完了できるか分からなかった16haの総点検をやり遂げてしまった。
遠くに霞んで見える飛行機の誘導灯までたどり着くと一丸になって。
しかも、自分だけ先に進むのでなく、隣が苦労していたら、助けに行きながら。
つまり、今年と去年の植栽地26haを彼岸までに終わらせました。
10月以降は、更なる総点検と、来年を睨みながらの仕事。
一人でも多くの市職員の方にも、一個人としてオーナーシップや愛着を
持ってもらえるよう、これからも共に頑張りたい。
オイスカが頑張ったと褒めてもらうよりも、
「私は何度もここで頑張った」と思ってもらいたい。
皆さんありがとうございました。
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