海岸林ブログ 1,402回目の更新

2017年1月12日( カテゴリー: 本部発 )

震災から5年10ヵ月が経ちました。だいたい2,130日。
以来ブログは1,402回目となりました。
打率は6割5分7厘。
クロマツ生産について地元農家と行政とともに、熟慮と協議を重ね、
林業種苗法に基づき「種苗生産登録講習会」の開催を含む合意形成が整った
2011年9月にプレスリリースして、晴れて正式に海岸林再生プロジェクトを発表。
そういう作業と並行してホームページページ立ち上げを行いました。
初めてのブログは10月30日、「ボーイング787に乗って被災海岸林視察ツアー」
170人参加のレポートでした。
「ブログを書いたら」とは、オイスカ海岸林アドバイザーで、コーズ・アクション代表の
菅文彦さんの勧めでした。私はアナログタイプなので、かつてブログとか全然興味なく、
「え~~」(面倒くさいの意)と言った記憶があります。
10月から2012年の2月までの5ヵ月間は、28回しか書いていません。打率1割8分7厘。
記録しなければいけないことばかりの毎日だったのに。
ですが、名取市海岸林再生の会発会、初めての播種という2012年の2月あたりから
すごく書くようになりました。月30日中32回書いた月も何度かあります。
「誰にも読まれなくても書き続ける」と決めました。
書くのは私ではありませんが、オイスカ本部HPの英語版でも報告は更新しています。
実は相当重宝しています。
業務時間内にデスクでブログ書くことは少なく、だいたい電車の中とかで書きます。
業務の分業とともに、私以外に書いてくださる人も増え、楽になりました。
だんだんわかってきたのですが、ブログを書く目的はたくさんあります。
① 毎日何をやっているか、誰に対しても報告義務を極める姿勢を示す
② 技術面を含め、海岸林の復旧にあたる関係者、研究者への情報公開
③ 日記のように自分たちの記録にする
④ 支援者との意思共有、進捗報告、予定の連絡
⑤ 復興状況全体の発信
支援者・ボランティアなど我々の「チーム海岸林」は大きいので、
とくに④については予期せぬ効果があることが後でわかりました。
役所の人や、企業のご担当、熱心なボランティアは時々目を通してくれるので、
会った時に「話が早い」。ボランティアの方は状況を把握してから現場に来る。
「読者の皆様に感謝」という言葉が、いつも私の心の中にあります。
読んで下さって本当にありがとうございます。

手前は寒冷紗で覆われた2018年植栽予定の抵抗性クロマツ苗約9万本。奥は2017年植栽予定の約8万本

手前は寒冷紗で覆われた2018年植栽予定の抵抗性クロマツ苗
約9万本。奥は2017年植栽予定の約8万本


今年も4月末ごろ植栽開始

今年も4月末ごろ植栽開始


育苗2年目の苗は寒冷紗で覆わず、雪が降ってもそのままです

2年目の苗は寒冷紗で覆わず、雪が降ってもそのままです

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