創造的復興という大きな宿題

2017年3月24日( カテゴリー: 本部発 )

3月7日、オイスカ西日本研修センターの海外研修生と職員15名と、
宮城県支部松島の会との交流会がありました。
会員を長年続けていただいている佐藤さんが音頭を取って開催。
松島周辺に会員が30人程に増えました。宮城全体でも会員は増加。
世界にも目を向けながら、海岸林の仕事を成功させねばなりません。

松島地区の会員さん、西日本センターの研修生みんなで集合写真

松島地区の会員さん、西日本センターの研修生で集合写真


宮城では、オイスカ=海岸林
福岡では、オイスカ=海外研修生

両地区ともにオイスカの一大基幹事業が展開されている地元一般市民にとって
こういうイメージになるのは無理はありませんし、私自身も当面は宮城で
手一杯ですし、寄り道や集中力散漫は排除せねばなりません。

そうは言っても、宮城ならではの世界に対する協力、我々のこの復興最前線の
経験を次にどう展開するかは、大きなテーマです。海岸防災林のみならず、
宮城の農業技術を自然体で、世界に役立てることができないかとも
しばしば考えています。

世界の大半の農家は「小規模」であり、将来の食糧危機予測は想像以上に
深刻でもあります。カンボジアやモンゴルの研修生と話しました。
彼らは知りませんでしたが、FAOによるこの2か国の食糧自給シュミレーションは
アジアでも指折りの悪さ。どんなに事態が好転しても危機的な両国です。

話は変わりますが、3.11前後、宮城・福島の被災地を車で2往復しました。
確かに農地の大半は復旧を終えています。その上、従来の小区画から大区画
(100m×100m)にされているのは、法人・グループ化、大規模化、集約化が
進んでいる証しとも言えます。しかし、目を凝らして定点観測すると、
稼働率・回転率、手が回っていない姿も見えてきます。

名取では明るいニュースも聞いています。
海岸林の横のビニールハウスで、「北釜クイーン」(メロン)の栽培が復活します。
NHK仙台のニュースには、名取市海岸林再生の会の櫻井勝征さんが、メロンの熟練技術者
として珍しくメガネをかけて画面に登場しました。

震災後4月に立ちあがった北釜耕人会は、来月株式会社になります。
3夫婦で38棟の大きなビニールハウスでチンゲン菜と小松菜を育てています。
手堅く経営を進める姿を6年見てきました。どう見ても黒字です。

この春から株式会社になる北釜耕人会の方々

この春から株式会社になる北釜耕人会のメンバー


復興の一端を担うものとして「創造的復興」という言葉は寝ても覚めても
頭からいつも離れません。小さいことでも、何か一つでも新しいものを目指したい。

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