広報室の林です。
7日から9日までオイスカ・タイランドの一行10名が
プロジェクトを訪問しました。草取りなどのボランティアも体験。
現場での様子を中心にご報告します。

バンコクから夜行便で成田に到着後、すぐに国内線に乗り換えて
仙台に向かった一行を空港で待っていると懐かしい顔・顔・顔。

再会を喜び合い、すぐに向かったのは
「名取市海岸林再生の会」の鈴木英二会長の自宅。
……といっても今お住まいになっている自宅ではなく、震災前に住んでいた自宅です。
会長自ら写真などを使い、津波の状況など話してくださいました。

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いつもは冗談ばかり言っているオイスカ・タイランドのアリ会長(左)も
真剣な表情で鈴木会長の話に耳を傾けていました。

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昼食を済ませ、日和山などで震災の状況など説明を受けたのち、育苗場へ。着替えもせず草取り作業をお手伝いいただくことに。
今回はコンテナ苗を置いた列と列の間の草取りです。こまめに除草をしないと虫が発生したりして苗に悪影響を与えるのだとか。
早速作業に取り掛かりますが、御年83歳のチャチャワンさん(上の写真の右の男性。オイスカは1980年からタイの東北部スリン県で植林活動に取り組んでいますが、この方は同県の元営林署長さん。長くオイスカとお付き合いいただいています)、膝を悪くしているというアリ会長にとってしゃがんでの草取りは体勢的に厳しいということで、日頃「名取市海岸林再生の会」の皆さんが育苗作業に使っている特製のイスをお借りすることに。

吉田が嬉しそうにビニールハウスからイスを運んできました。
どれも座りながら移動ができるタイヤ付き!

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チャチャワンさんもアリ会長も喜んでいました。

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皆さん「まだやるの~?」などと口では言いながら、せっせと手を動かしてくださり、
アリ会長も自分が取った草をこんなに積み上げて達成感を味わっている様子。

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おかげでこんなにきれいになりました!
(ビフォーアフター写真になっていませんが、左上の写真で
まだ草取りをしていないところが一面緑なのが分かるといいのですが)

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育苗場から海岸に移動し、植栽地を視察しました。

現場に到着すると、海からの風が冷たく、プロジェクト用の薄手のウインドブレーカーをみんなが一斉に着たので、もう誰が誰だか分からない状態になってしまいました。しかもフードまでしっかりかぶってしまうとますます分からず、なんだかその様子がとてもおかしくて、現場の説明をしている途中でも、笑いをこらえることができませんでした。
名付けて“チームグリーン”。タイで植林に取り組んでいる経験から、木の成長だけではなく、いろいろな視点で質問が飛び交います。

チャチャワンさんがとっても嬉しそう!

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翌日も草取り。ここでもご機嫌のチャチャワンさん。
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駐在員の春日とは23年のお付き合いになります。
ヤットさんとは2005年の愛知万博で、一緒に暑い夏を乗り切りました。
大事な大事な仲間たちが海を渡って名取に来てくれたこと、
一緒に活動できたこと、とってもとっても嬉しかったです!
皆さん、おつかれさまでした。
そして、ありがとうございました!!
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