179人のボランティアと

2017年6月18日( カテゴリー: 現場レポート )

「種から育てるゼロ歳児からのクロマツ保育園を卒業したら、海岸最前列の過酷な環境の実社会」
6月7~11日、オイスカタイ10名、化学総連・全積水化学労組100名、
京セラ労組17名、凸版印刷労組52名、リピーター多数。合計179名の皆さんが来てくれました。
まず育苗場で「苗半作」とあわせてこのように説明します。
また、種からクロマツを育てている育苗場を見ることは、余程のことがない限りないでしょう。
ここで苗を育てている人たちの話をします。
そして海岸林造林の現場へ。
皆さん慣れない現場だと思います。
お互いに有意義に一日を過ごすには、目標を持っていただくことが大事です。
滞在時間や現場の都合にもよりますが、植栽後2年目~4年目の様子を見ていただきます。
「ここはこれからお願いする場所と同じぐらい雑草の駆除に苦労したんです。
ちゃんとやればこうなるんです」と説明します。
2014年植栽地は、大きなものでは2.5m近くなっています。
ツルマメグサ、葛・・・みんなで苦労した場所です。
ただ与えられた目の前の雑草を機械的にむしり取るのではなく、
苗の気持ちになって、自分が苗になったつもりで、また、苗を育てている人と同じ気持ちで
草刈りをするというのが、ここでの一番のコツだと思います。
そして、本番の2017年植栽地へ。
最初はまず判別できるように、探してとるような場所から
慣れてきたら、海のようなツルマメの場所へ。見て呆然・・・
 

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ここはツルマメ草抜き入門講座の場所


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海のようなツルマメ草繁茂地・・・きれいな緑のじゅうたんではありますが、この中にクロマツが埋もれています


179人で2017年植樹祭開催地2.02haのうち、1.2ha完了。
私なりの計算、あの現場では、一人当たり6時間換算で82㎡、42本のお世話。
今週末の155人で、植樹祭開催地、ツルマメ集中繁茂第1区は終わるでしょう。
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クロマツを傷つけないように丁寧にツルマメ草を取り除く。これだけの人の愛情を受け続けている現場は他にはないでしょう


「一期一会」
ボランティアの皆さんを受け入れる直前、必ず自然に思い浮かびます。
4年前、河北新報の記者さんからお願いされました。
「オイスカさんの現場にはこれから多くのボランティアが来てくれる気がします。
その時、ぜひこういう気持ちで」と。
いい言葉を教えていただきました。
多くの愛情で立派な海岸林を育てます

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