震災遺構の荒浜小学校

2018年4月30日( カテゴリー: 本部発 )

海岸林担当の鈴木です。

宮城に行ったら必ず子ども達に見させたいと思っていたのが震災遺構となっている仙台市立荒浜小学校

校舎の2階、30㎝くらまで津波が押し寄せ、当時は1階に流された車が何台も突き刺さっていました。津波の威力や脅威を伝える震災遺構として、2017年5月から内部が公開されています。
DSCN4315

言葉ででしかわかっていない津波の怖さを少しでも肌で感じてくれればと思い連れてきました。
1階部分はガレキはきれいに片付けられているため、展示されていた写真でしか直後の様子を知ることができませんでした。子ども達は写真を見てもやっぱり現実のものとして受け止めていない様子
2階に上がり、「津波がここまで到達しました」というラインがありました。おそらく掃除用具を入れるロッカーなのでしょう、津波で浸かった部分が少し錆びていました。これを見て、少しだけ現実のものとして捉えられたようでした。
上映されていたビデオに見入り、展示されていたジオラマに見入り・・・そして窓の外を眺めるも、そこには何もない土地が広がり、クロマツがぽつぽつと立ち、海が広がっている。
あーここに人々の生活の営みがあったんだなぁ

三方を海岸林に囲まれた荒浜地区、波打ち際のすぐ近くに住宅がありました

三方を海岸林に囲まれた荒浜地区、波打ち際のすぐ近くに住宅がありました

DSCN4295

「写真をとりながら散歩した」など、思い出も一緒にプレートに書かれています。 誰の家かがわかるように「○○の家」というプレートも付いています

荒浜地区は古くから漁業で栄えた地区で、この地区の南北は200mの海岸林幅があるのですが、この地区は三方を海岸林に囲まれ、海岸線のすぐ近くまで住宅が建てられていたようです。
ジオラマは「○○の家」と書かれたプレートが付けられており、活き活きとした人々の生活を想像させてくれます。目を窓の外に移すと何もない。この対比が消化しきれない何かを心の中に残しました。

中央に見えるのは墓地。墓地の周りに家が立ち並んでいたのでしょうが、見る影もありません

中央に見えるのは墓地。墓地の周りに家が立ち並んでいたのでしょうが、見る影もありません

感じること、感じ方は人それぞれだとは思いますが、
津波の威力や脅威を知るために、訪れなければならない場所だと思います。

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