国ボラ海岸林体験記 その①

2019年3月19日( カテゴリー: 現場レポート )

皆さまはじめまして。加賀瀬と申します。本人
昨年10月より、国際協力ボランティアとしてオイスカの活動に参加しています。
3/13(水)~17(日)に、初めて名取市の海岸林再生プロジェクトの現場に行ってきました。
その時に見聞きしたものや感じたことを、このブログで皆さまにお伝えできればと思っています。
どうぞお付き合いください。
1回目は、3/13(水)。東京を出発して、福島を経由して、宮城に入ります。

1年間のオイスカ西日本研修センターでの研修を宿題終えた研修生たちが、それぞれの母国に帰るのを見送ったのも束の間。
「明日から名取だから、予習しておいてね~」ということで、まずは資料の読み込みからです。

思い返せば、海岸林再生プロジェクトについては、昨年10月の初め、国際協力ボランティアのオリエンテーションで説明してもらったきり。
海岸林とは何か?何のために必要なのか?オイスカは名取で何をしているのか?といったことを、しっかりと予習・復習しておきます。

 
東京を発ち、常磐自動車道を北上して、東北を目指します。
途中で高速道路を降りて、福島の浜通り、国道6号線を通ります。
2年前にも車で走った道ですが、かつて電力業界にいた身として、ここを通ると胸が痛みます。
2011年の震災・原子力災害の当事者ではなかったものの、あの影響は非常に大きかったことを思い出します。
私自身が災害ボランティアに行くことはなかったのですが、会社からは電力復旧の応援のために、多くの社員が派遣されました。彼らの東北応援の報告会で、現地の状況を写真と共に伝えられ、本当に強い衝撃を受けました。
190312泉の一葉マツ

さらに北上したところで6号線を離れ、さらに海岸線寄りに進みます。
そこで同行の吉田さんが発見したのが、マツの巨木。「泉の一葉マツ」と呼ばれる、樹齢400年を超えるクロマツの大木で、県の天然記念物にも指定されています。
あの津波にも耐え、今もここ南相馬でしっかりと立っています。
海岸の若木たちの大先輩ですね。

風力

 
他所の海岸林再生の現場も見学しながら、海岸沿いの道を進みます。
印象に残ったのは、広大な面積に設置された太陽光発電パネル。
そして、風力発電の風車です。

この後、宮城県内に入り、一泊。
次回は、いよいよ海岸林再生プロジェクトの現場へと向かいます。

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