吉田です。オイスカタイのブログによると、向こうは南部ラノーン県のマングローブのモニタリング調査ををやっていました。インドネシアもジャワ島北岸各地で、同じことをやっているはずですが、名取でも。

こちらは、名取の2014年初植栽以降の調査報告集 (*2020年度は報告書作成中。来年3月頃公開)

オイスカ緑化技術参事の清藤城宏先生は、海のこっちで調査結果をもとにCO2固定量の算出をサポートしています。今回はタイでは初めての調査。海岸林よりも先に、2008年からタイ南部のマングローブを支援いただいている住友化学・労組の植栽地(合計250ha以上だったと思います)をサンプルに、試験的に調査を実施しました。「初めてだから不慣れだし、すごく人手がかかることがわかったけど、もっとしっかり調査したい」と駐在代表の春日さん。

見渡す限りが現場。桁違いの広大さ

見渡す限りが現場。桁違いの広大さ。政府とオイスカの協働の現場は全長80㎞。当然、全景は写真には納まりません。


水路を行くにしても、迷路どころではありません。

水路を行くにしても、迷路どころではありません。


たまに行くだけなら、楽しいだけですが、ここが現場なら、すべてが大変です。

たまに行くだけなら、楽しいだけですが、ここが現場なら、すべてが大変です。


春日さん、頑張ってます。歩くだけでも大変です

春日さん、頑張ってます。歩くだけでも大変です


オイスカ研修生OBでスタッフのエーク君。青い棒は何でしょう・・・?

オイスカ研修生OBでスタッフのエーク君。青い棒は何でしょう・・・?


住友化学の森、2008年植栽地看板前。この根の中を歩いて。

住友化学の森、2008年植栽地看板前。この根の中を進む


青い棒は手づくりの「測竿」。継ぎ足して樹高を計測します。

青い棒は手づくりの「測竿」。継ぎ足して樹高を計測します。10mまで計測できるそうです。


こちらは名取のクロマツの樹高計測。継ぎ足すのではなく、カーボン竿のように伸びますが、1本3万円・これは最大8mまでしかできません。

こちらは名取のクロマツの樹高計測。継ぎ足すのではなく、カーボン竿のように伸びますが、1本3万円・これは最大8mまでしかできません。


胸高直径の計測。樹高とともに測定して材積を算出します。

胸高直径の計測。樹高とともに測定して材積を算出します。


計測位置の詳しいことはわからないですが、時にはこのように。

計測位置の詳しいことはわからないですが、時にはこのように。

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彼に頼みたいだろうね

彼に頼みたいだろうね

オイスカタイブログ:「マングローブ植林地で計測 ~どこでも樹高計測器~」(10月22日)

オイスカタイブログ:「植栽地調査2回目」(11月12日)

いつかGIS(地理情報システム)ですべてわかるようになるのでしょうけど、昔、足で稼いだ計測は、重要であり続けるはずです。過去は計測できないでしょうから。

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