海岸林で鳥見ing(2021/2/9)①

2021年2月13日( カテゴリー: いきもの )
地元のボランティアの三浦隆です。
名取市の海岸林で観察した生き物、主に野鳥を中心とした情報、話題の7回目を発信したいと思います。鳥見の世界では今は越冬の為に渡ってきた冬鳥のシーズン後半です。まもなくハクチョウやガンの北帰行がニュースの話題になることでしょう。今回は、海岸林で今季(1月)出会えた鳥を2回に分けて紹介します。
その1  始めはそのハクチョウです。
この辺りに渡ってくるハクチョウは主にオオハクチョウコハクチョウの2種類います。今回の写真は海岸林上空を南の方へ飛んでいくコハクチョウです。この2種の比較的簡単な識別ポイントはくちばしの付け根付近の黄色い部分の大きさです。鼻孔までかかっているのがオオハクチョウ、鼻孔の手前までなのがコハクチョウです。降雪し落ち穂など餌が取れないと海岸林上空を南下する姿が時々見られます。DSC_2102
その2 次は猛禽類です。
初めは冬鳥のオジロワシです。トンビよりも大きな鳥です。ボランティア作業後たそがれタイムをしている海岸林沿いの防波堤を歩いていた時に南下しているのが見られました。頭上通過時は首をかしげてガン見されました。名前の由来は写真より一目瞭然でした。志津川湾など主食の魚等の探しやすい養殖海域でよく目撃されますが、温暖化の影響か最近は海岸林付近ではあまり見なくなりました。DSC_1997DSC_1999
そして、防波堤の海側砂浜にいたハヤブサの仲間のチョウゲンボウです。ハトとカラスの間くらいの大きさで、崖のくぼみ等で繁殖する留鳥ですが冬場に小鳥や虫類等の狩りをしている様子が時々見れ、よく見ると肉食ですがかわいい容姿の鳥です。名前の由来は、昔飢饉に陥った村を救った「長元」という僧に縁があった鳥だからではないかという説など、諸説ある様です。DSC_2115
2021年2月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
月別アーカイブ

ページトップへ