化学総連事務局 前田さんより

2016年5月29日( カテゴリー: お助け隊員の声 )

中島さんに引き続き、化学総連事務局の前田さんより5月13日、14日についてのブログが届きました!
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2016年5月13日(金)から14日(土)にかけて、化学総連としては3年連続の3回目となるオイスカ様の
海岸林再生プロジェクトのお手伝いに、私たち化学総連の加盟組織18単組総勢53名で名取にお邪魔して
きました。もちろんこの中には、今回初めて参加される方もいれば、3年連続で参加された方もいらっしゃいます。
作業初日、オイスカの吉田様、浅野様と合流した私たちは、まず育苗場でこれまでのオイスカ様の活動や
これからの活動のレクチャーをいただき、海岸から少し内陸に位置する仙台空港北側にある内陸防風林の
役目を果たすクロマツ達のもとへと移動しました。
内陸防風林のために植えられたクロマツ達は、高さ30~40㎝程度まで育っているはずです。
ところが、現地に行ってビックリ、どこにクロマツがいるのやら・・・。
それもそのはず、クロマツは数年かけて大きいものではひざくらいまで育っているのですが、
周辺の雑草たちの威勢が良い事この上なかったです。
そこで今回は、クロマツの周囲50㎝程度(周囲を鎌1本分くらい)の雑草だけを
ターゲットに刈り取る「坪刈り」を行いました。
最初は、それこそ宝探しのように草をかき分けた中にヒッソリと佇むクロマツ・・・
「あ~こんなとこにもおった~」そんな声も聞こえる中、隊列を組んで一歩ずつ一歩ずつ、
雑草に隠れ見えてないクロマツの子供を踏まないように。
私自身は昨年に続いての2回目でしたが、これがまた結構な重労働。
中腰の態勢での作業はデスクワーク中心の私の肉体にはさすがにこたえました。
そこには1万本程度のクロマツが植栽されていましたが、なんとか全部のクロマツの坪刈りを完遂!
日光が大好きなクロマツ達も、お日様に照らされて嬉しそうにしていました。
二日目は、名取海岸の防潮堤前に繰り出し、2年前に植えたクロマツ達の周りに生えた下草刈りを行いました。
前日の特訓の成果が見られたのか、作業はスムーズに進み作業時間いっぱいまで下草を刈り続けました。
二日目の最後には、オイスカ様のお取り計らいで海岸防風林の周りに設置されている防風柵に
「全国化学労働組合総連合」と書かれたネームプレートを設置するプチ記念式典を行いました。
式典では、長野化学総連会長に記念の釘を打ち込んでいただき、
また一つ名取の地に足跡を残すことができました。
最後に、二日間の作業に従事させていただき、少しでも、地域の、そして未来の美しい名取海岸復興への
お手伝いになれたのであれば幸いです。オイスカ様とは震災以前から海外での植林活動や寄付の形で協力
させていただいてきましたが、ボランティア活動のような、参加する人が、自らの五感で現地の空気感や
実情を感じられる活動は、参加者が自らの経験を持ち帰って、周りの皆さんにしっかり正しく実情を伝える
ことで、活動の輪をさらに広げられるきっかけになると感じました。
また、より継続的に発展的に取り組みを加速させるためにもそうしなければならないとも感じました。
クロマツのように大地に根付いた活動をこれからも化学総連として取り組んでいきますので
引き続きよろしくお願いいたします。

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