ワークショップを行いました

2016年9月16日( カテゴリー: 現場レポート )

広報室の林です。
今日はニコンとのコラボ企画で
「海岸林再生プロジェクト」の未来を考えるワークショップを開催しました。
仙台駅近くのAERビルにあるニコンプラザ仙台をお借りしました。
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ニコンの担当者Hさんに「プロジェクトで悩んでいることが解決できるようなワークショップを」とご提案いただき、3つテーマを決めました。
●寄附・募金のお礼にお渡しするノベルティはどんなものがいい?
●プロジェクトの区切りを迎える2020年以降のこと
●名取市民の参画を増やすためにはどうしたらいい??
定員は8~10名ということで、いつもボランティアに参加してくださる
地元の皆さんを中心にお集まりいただき、馴染みの顔がある安心感の中スタート。
たっぷり自己紹介をしてこれまで以上にお互いを知ることができました。
日頃からボランティアに参加してくださっている皆さんですが、
活動時は作業に集中しているため、じっくりゆっくり話をする機会がなかなかなく、
今回はプロジェクトに対する皆さんのいろんな思いを聞くことができて本当によかったです。
「震災後、いろんな人たちが復興のためのボランティアに来てくれていることは
報道で目にして知ってたけど、本当にたくさんの方が全国から来て活動してくれているのは
知ってたけど、でも自分は何もできなかった。何をしていいのかもわからなかった。
でも会社からの案内でこのプロジェクトのボランティアを知って
『これなら自分にもできるな』と思って毎月ボランティアに参加しています」
「もともといろいろなボランティアに参加しているけど、なぜかわからないけど
オイスカのボランティアや集まりにはまた出たいと思ってしまう。
人見知りの性格なんだけど、このボランティアの時には前に出ることも嫌じゃない。
名取の海岸林までは車で10分ほどのところに住んでいて、子どもの頃から
きのこをとったり、動植物をとったりした思い出があり、愛着がある。
元に戻したい、元に戻ってほしいと思っているし、毎月通っていると、
マツが成長していくのとあわせて、そこに住む動植物も変わってきて
そんな推移を見るのも楽しんで参加している」
「地元にいながら体力的にも時間的にもお手伝いできないことが多く苦しく
思うことも多いけど、側面的に、精神的にプロジェクトを支えていきたいと思っている」
「今も車で走る時に(津波でなくなってしまった風景が)『今日行ったらあるかも知れない』って
思ってしまうんです。でも、海やあの場所を嫌いになってはいられないって思うから」

cimg9903ボランティアに参加してくださっている皆さんならではの具体的なご意見もたくさんいただきました。
●ボランティア参加のモチベーションがあがるようなグッズがあるといい
●子どもたちの参画を増やすために入学や卒業記念の植樹ができたらいい
●ボランティアでは作業以外のお楽しみ企画があってもいいのでは?
●自然観察会なども取り入れてみては?
●楽天の選手など地元で有名な人たちに来てもらってはどうか
●幼稚園児が対象だと親も一緒に来るからいいのでは?
●近隣の自治体の取り組みも知りたいから「海岸林サミット」を開いてほしい・・・・・・・・・・・などなど
全部は実現できなくても、少しずつ取り入れていきたいと思いました。
何よりも、こんなふうに真剣に考えてくださる方がいらっしゃることが
本当にありがたかったです。わざわざ会社をお休みしてきてくださった方いるほど。
皆さん貴重なご意見ありがとうございました!

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