視察で考えたこと

2012年8月15日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

先日帰省の折、地元の海岸林を視察してきました。
学生時代、毎年足を運んだ海岸や大人になってからも行ったことがある
観光地近くなどを中心に見てきましたが、今まで松林があることを
意識したこともじっくり観察したこともなかったことを反省しました。
ここは新たに植えられた木のほとんどが枯れていました。
目の前には波の荒い海が広がっています。
立派な防風垣があってもなお海からの潮風からのストレスは相当なものなのでしょう。
また、松は育っているものの間伐や下草刈りなどの管理作業が間に合っていないところも多くありました。
 
 津波で被災した海岸林を再生しようという私たちの活動に多くの
方が賛同し、協力を申し出てくださっていますが、実は被災地に限らず、
全国の海岸で人の手を必要としていることを感じます。
まったく海岸林がなくなってしまった被災地での海岸林再生は
緊急性の高いものですからまず取り組まなければいけないものですが、
このプロジェクトを通じて海岸林のことを知り、他の地域の海岸林が直面している
問題解決に向けてより多くの人たちが関心を持ち、協力したいと
感じてもらえるようになったらいいなぁと思いました。

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