インドネシア内務省職員2名の視察

2019年11月20日( カテゴリー: 海外との連携・発信 )

11月13日終日、インドネシア内務省ベテラン職員2名の視察対応をしました。
通訳は、オイスカ本部のインドネシア人女性職員のシスカさん。
二人はジャワ島内陸のバンドンにお勤め。人材育成分野の担当とのこと。
日本と同じ災害多発国。東北被災地での視察研修をしているという話は
新聞報道などで時折聞いています。海岸林特化ではなく、全体的視野でガイド。
午前中は仙台市若林区荒浜を視察。
多重防御を軸とした復旧計画のゾーンニングによるかさ上げ道路、防潮堤と
海岸防災林、各集落の避難タワーや命山、TPP対応の1町歩圃場、震災遺構公園と
荒浜小学校をゆっくり。避難タワーと圃場整備はとくに質問が多かったです。
昼に名取入り。豚はもちろん、刺身が苦手とのこと。閖上「かわまちテラス」
商店街でお好みの食堂を物色。牛タン定食と天ぷらにヒット。
あなご天丼は抜群の肉厚。食べている間、完全無言。
インドネシア人はとくに写真が好き。撮りまくり。
閖上にある樹齢350年の行燈松に絶句。「30年と思った・・・」と。
「今日は0歳児から350歳まで見ていただきます」(吉田)
5mかさ上げされた災害公営住宅、小中一貫校、港の加工場、慰霊碑などを見てから
閖上の「メイプル館」へ。英字対応の名取の津波映像(15分)を見てもらうために。
二人は荒浜小学校でも動画を見たのですが、不思議なことに、なぜかここで初めて
本当の衝撃やストレスを感じたのか、首を時折振り、小さく舌打ちを何度も繰り返しました。
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そして、ここで全長5㎞のドローン動画を食い入るように見て、海岸防災林に関心が
向き、オイスカが何をやろうとしているか質問が続き、5㎞すべて見ていただきました。
鈴木英二会長の旧宅、命山、120年のマツ、育苗場のゼロ歳児マツを見てから、
仙台東部道路を通りながら今日の視察地全体をリマインド。
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最後に、仙台駅近くのコンビニの前で、内務省からの感謝盾やお土産の贈呈式。
「研修証明のサインを18セット書いてください」と言われ。
次は、モルディブ特命全権大使の視察が予定されています。
視察テーマはECO-DRR(森林など生態系を活用した防災・減災)とのこと。
その時は座学を交えようと思います。
*オイスカ本部ブログでも、ECO-DRR(森林など生態系を活用した防災・減災)の連載を始めました

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