裾払い・・・

2020年5月3日( カテゴリー: 現場レポート )

仙台空港北側、内陸防風林。共有林所有者数百名の要請を受けて、2016年に植栽・保育の協力中。下草刈り卒業まであと少し。

仙台空港北側、内陸防風林。共有林所有者数百名の要請を受けて、2016年に植栽・保育の協力中。下草刈り卒業まであと少し。

震災後の植栽は、2012年6月に県が、2013年11月に国が植樹祭をキックオフ。我々は2014年の5月に開始。目下、宮城県内での「復旧」植栽はほぼ完了しています。それぞれの場所でも育ってきています。
この日は強風。畑の土が蔵王おろしで飛んでしまうのを防ぎ、すでに役割を果たし始めています。

この日は強風。畑の土が蔵王おろしで飛んでしまうのを防ぎ、すでに役割を果たし始めています。

育っていくのに伴って、チラホラ見られるようになってきたのが、「枝おろし」とか「裾払い」と言われるもの。

上から見ると枝と枝が接して「鬱閉」、林内に入るのは確かに難渋します。私は慣れてるので何とも思いませんが。枝がなるとスッキリ感とか、やった感があるのかもしれません。

オイスカと再生の会としては、裾払いする考えはありません。しかし、名取の内陸防風林(共有林)でごく一部の地主さんが、ビニールハウスの通気性が悪いからだと思いますが、進めてしまいました。暑くてたまらなかったのだと思いますが、断りなく伐るのは、厳密にいえば森林法上の問題もあります。しかし私たちにとってのもう一つの問題は、鋸を入れる位置。

ん?

ん?


んん?!

んん?!


貝になりたい。

貝になりたい。

「幹際から歯を入れる杉・ヒノキと違い、マツの場合は幹から20㎝は離さないと、腐りが入る」と佐々木統括から何度となく聞いています。杉とヒノキも同じではありません。したがって、死に節をつくらないためにマツならではの切断位置があるはず。専門家の方は「20㎝?!」と驚いていました。「日本海側では積雪の影響があるので裾払いしたい理由は納得できる。宮城は雪がない」とも。マツの死に節については、造園業の方に聞くと良いかもと言われました。昔、宮城も岩手も、裾払いという工種はなかったはずです。津波のとき、「倒伏」ではなく、岩手などは根元での「幹折れ」が大半だったそうですが、高い位置での幹折れ個体には腐れが入っていたそうです。

以前、静岡県内で、まだ2mにもならないマツが裾払いされていました。市役所に訳を教えてもらってみると、「我々も驚いたんです。地元の方が勝手にやってしまって。見栄えが悪いと言って・・・。その方も反省してました」と。

とにかく、無駄な仕事はしたくない.

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