黒澤式稲作法

2020年10月29日( カテゴリー: 現場レポート )

先日、海岸林の視察に来た中部センターのスタッフがまたブログを書いてくれました!
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オイスカ中部日本研修センターの筑田明生です。
有機農業をやっているので病害虫の防除にはいつも苦労しています。
自然物由来の物を農薬代わりに散布したり、防虫ネットを張ったり、
一番大事なのは良い土作りをする、といった事が基本です。
古い資料を読むと自然の物をうまく活用した農法が紹介されています。
1950年代の黒澤式稲作法ではアオミドロの退治に若い松葉(松ヤニ)を利用していたそうです。
稲にアオミドロが絡みつくと成長をさまたげます。
先日、海岸林プロジェクトを訪れた時に吉田部長から現場を案内して頂いていた時にそんな事が話題になりました。
植林地では排水の為の溝堀や、風や飛砂から松を守る対策がとられています。
マツノザイセンチュウには抵抗性品種を植えることはもとより、たき火をすると
土くらげ病菌が活性化される事も教えて頂きました。
農業でも畝の高さや排水によって生育に良好な環境を作りますし、
病害虫の防除には耕種的(病害虫抵抗性品種)、物理的(防虫ネット)など様々な方法があります。
具体的な共通点を現場で見る事が出来ました。

いろんな役に立つみたいです

いろんな役に立つみたいです

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