まじめな仕事

2013年6月26日( カテゴリー: 現場レポート )

先日、工事が終了した名取市の防潮堤の一部を視察してきました。

ひとりで巨大な堤防に向かい、作業をするお兄さん

ひとりで巨大な堤防に向かい、作業をするお兄さん

大きな防潮堤の下で、ほうきを手にし、黙々と掃除を続けるお兄さんがいました。
言うまでもなくここは屋外。しかも砂浜にそびえ立つ建造物ですから砂だらけなのは仕方のないこと。それでも「工事が完了したからきれいな状態で引き渡したい」と説明してくれました。

明日になればこの写真のように、また風でこんなに砂が運ばれてくるのは分かっているのに、でもきれいにするというその仕事の姿勢に感心しました。お兄さんは仙台から来ていて約半年、この現場で仕事をしていたそうです。

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こんなにも砂が!

ちょうど同じころ、東京でずさんな仕事(公共用地の草刈りをした業者が、草に埋もれていたゴミをそのままにしていました。草を片付けたのだからついでにゴミも・・・と期待するのは甘い考えでしょうか)を目にしていたので、まじめな仕事ぶりがとても素晴らしいことに思えたのです。

私がここの現場に初めて来たのは2011年7月でした。そのころは、海岸に近い集落もまだ家の基礎がそのまま残っていたり、チンゲンサイや小松菜を育てていたと聞くビニールハウスもなぎ倒されたままになっていました。この防潮堤は、海からの波ではなく、津波が海に引く際に防潮堤のコンクリートがかなり破壊されたようです(下写真)。
この時工事現場にいた方が「事故なく安全に、が第一なのに暑い中、休みなしの作業が続いている」と大変さをお話してくださったことが思い出されました。
あれから約2年が経過。たくさんの方々が暑い日も寒い日もこの現場で作業をしてきた結果がこの防潮堤。それを分かっているからお兄さんはこんなにきれいにお掃除をしているのだなぁと、皆さんのご苦労、まじめなお仕事に頭が下がりました。

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角度は違いますが、上の階段と同じ場所です
(2011年7月5日)

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工事が始まる前の様子(2011年7月5日)

 

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