支援組織の視察

2013年11月1日( カテゴリー: 現場レポート )

視察の前には必ず一度現場を流し運転。
工事の様子、水溜りの有無、いつもと何か違うことを確認。
先日、長年の法人会員であり、海外の「子供の森」計画にも、海岸林にも継続寄附を続けてくださっている
四国電力労組の11名が、高松-仙台直行便がないのに遠路はるばる。高松ー伊丹ー仙台。
被災地は初めてという人が多いと聞き、2時間半を海岸林現場理解に重点を置き、
少しだけ除草作業に充てていただきました。
もうこの時期になると雑草は大きなものはありません。
9月下旬で除草はほぼ終わりですね。南三陸の次のボランティア活動地までは相当時間もかかる。
この2年半、何千人もの視察対応をしてきましたが、
うちの現場に来て下さる人は、概して質問が多く、笑うところ笑って下さり、
現場丸出しのガサツさも受け止め、不思議なくらいしっかり聞いてくださり、いつも本当に感謝しております。
今月はチャリティーウオーク、社員旅行も含め10件、500人が視察しますが、
今月のその大半は、その組織の窓口の方が私たちに代わって説明してくださいます。
繰り返し来て自身も勉強しているから、それができるのだと思います。正直な所、本当に助かります。
今回の来訪者から言われたわけではないのですが、農家の話を聞きたいという気持ちは分かるのです。
ですが、本人たちは「年間6回出荷」の勢いで、現実に日曜日もなく、
本業の農業をまず第一に頑張っていて、不得意な説明をするためにその都度、
その手を止めてクロマツの畑まで来るのは正直ハードルが高いのです。
工場のラインの人に、ラインを全て止めて、支店事務所まで出てきてプレゼンしてくださいというようなものです。
ご支援はありがたいという気持ちはあるので、「ここぞ報告会」という時は本当に心して来てくださいます。
組織的支援の場合、ご担当者への啓発、情報提供が大事だと思っていましたが、
本業に加えて本当にしっかり学んでいただいていて、それぞれのキーマンのおかげで、
レベルの高い支援の輪になってきたと日を重ねるごとに感じています。
先日ある長年のオイスカ法人会員のトップが80人を率いてお見えになりました。
別れ際に、ボランティアで汗をかきたいという組織のニーズを半ば押し殺し、
現場一同への思いやりに満ちた一言をいただきました。
来年からは、第3土曜日は「海岸林ボランティアの日」として受け入れ態勢を整え、
それ以外の時もやるべきことがあれば、都度募集する原則で進めようと思います。
来訪者が支援者になり、リピーターになってくださるよう頑張らねば。
地元新聞社記者の方からのアドバイスのとおり、「一期一会」の気持ちで、
これからも関係者一同、一生懸命説明しようと思います。
一行とお別れしたのは夕方。私はその後、名取市役所経由で帰京。
新幹線はさすがに混んでいて、座席には座れませんでした。

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遠くからペタペタ歩いて来て、目の前でこの動き。
支援者の皆さんにもごあいさつ


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育苗場近くに来春まで定住か?
いつも雑草や藻を食べています

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