海岸林再生の現場と海外研修生の思い その2

2013年11月27日( カテゴリー: 海外との連携・発信, 現場レポート )

昨日に引き続き、今回の体験研修の報告です。
今回研修生は、海岸林再生の現場を視察するだけでなく、
被災地域の方々の家にホームステイをして、
日中は一緒に農作業をしながら今までの経験をじっくり聞く事ができました。

四国に比べて寒かったですが、農作業は慣れているのでテキパキとこなしていました

四国に比べて寒かったですが、農作業は
慣れているのでテキパキとこなしていました


今回お世話になった農家の方々は北釜耕人会という組織を被災後に立ち上げられた3家族の方々でした。今の時期はあまり農作業が忙しくないとの事でしたが、どんな作業でも体験させて欲しいとお願いをし、小松菜作付けの準備、収穫、資材片づけ等の作業を一緒にさせて頂きました。当時のお話を聞いていると、とても今の状態を想像できない程の惨状だった事と思いますが、農家の方からは
「自分達は元々農家だったから、何としてでも農業を再開するという強い気持ちをもってこれまでやってきた。まだまだ復興は途上だけれども、自分達が先頭に立って歩んでいきたい」
という言葉がありました。
今回の参加者の中にはフィリピンの研修生がいました。今月、猛烈な台風30号が直撃した惨状に胸を痛めながら今回の研修に参加していたと思います。前日の被災地視察に続き、被災者した農家の方々の取り組む姿勢、特にその気持ちの部分を学ぶことができて良かったと研修生達は一様に話していました。
今回参加した研修生達は日本での研修終了後にそれぞれの国へ戻っていきます。
東北の名取での被災者の思い、そしてその後の歩みを学べた今回の研修が
現地の人達と共有される日が来るのを願っています。
 

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