福岡北西部の3つの海岸林

2014年12月9日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

玄界灘に面する津々浦々の海岸林を紹介します。
インターネットで航空写真を見ると、この地域には幾つもの松原があることが分かります。
歩いてみて、これまで見てきた全国の松原とは違う、地域参画の姿を垣間見ました。

●長浜海岸の松原
全長3km。入りやすさが際立つ、素朴で素晴らしい松原です。
(間違えて写真を保存できませんでした…)
松原の中には「元寇防塁」が史跡として残っています。
元寇防塁の説明もある東屋もあり、
数時間の滞在中も、散歩する地域の人を多く見かけました。
林床はススキなども刈り払い、集積され、松葉掻きまでされているので、遠くまで見渡せます。

だから「松ぼっくりゴルフ」をすることもできます。やっていいかは別として。

後背地では、さらに松原の幅を広げようと、住民組織「今津松原を守る会」が植栽・育林している
との表示も確認しました。

●生の松原(いくのまつばら)
福岡に住む人なら誰でも知っているのかもしれません。全長1.8km、40ha。
ここも「元寇防塁」があり、また「松ぼっくりゴルフ」をする人も見かけました。

ここは九州大学の演習林となっており、事務所があります。
地域住民の「生の松原森林保全会議」「生の松原森林公園愛護会」などの用具入れもありました。

どのような役割分担になっているのか、いつか伺ってみたいと思います。
松原の幅は分厚く、前線は松、後ろは広葉樹を積極的に活用し、立派な公園になっています。

森でなく、浜ならば「松ぼっくりゴルフ」も許されるかも(生の松原)

森でなく、浜ならば「松ぼっくりゴルフ」も許されるかも(生の松原)

裸足でも歩けます(生の松原)

裸足でも歩けます(生の松原)

 

 

 

 

 

 

 

●幣の松原(にぎのまつばら)

牡蠣で有名な福岡県糸島市。
サーファーがたくさんいます。全長6km・幅数百mの大きな松原。
砂丘も高く、人家は海からも遠く、ここは中でも風当たりが強いのだろうと思いました。

CIMG6606

今年植栽したと思われる(幣の松原)

林業会社の方が伐採木の搬出をしていました。
聞くと、H22・23年に松くい虫防除の薬剤散布を中止せざるを得なくなってから(H25年には再開)
一気に松くい虫が侵入し、「壊滅的打撃」を受けたとのこと。
植栽したばかりの松苗が砂丘上に延々広がっていました。
地域住民も事態を深刻にとらえ、行政との協働を開始しているようです。
まさに松を植えるしかない条件の場所でした。

飛砂でマツも埋まる(幣の松原)

飛砂でマツも埋まる(幣の松原)

 

 

 

 

 

 

 

遠い将来、名取で、松葉掻きして「松ぼっくりゴルフ」まで出来る松原であるべきかは別として、

行政と民間などの協働は、参考になることが多いだろうと感じました。

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