ミャンマー・「子供の森」計画
環境教育のテキストが完成 参加校のさらなる活動活性化に期待

2019年3月5日 ( カテゴリー: 海外ニュース )

評価会には、活動に参加した全3 9 校から59名の教師が参加。
互いの学校の活動について共有、意見交換を行った

 ミャンマー農村開発研修センター(以下、センター)のあるマグウェ地域イェサジョ郡では、平均降雨量が年間500㎜ という厳しい気候条件にある上、薪炭林の過伐採などにより森林減少が進んでいます。この問題に対しオイスカは、住民の環境保全に対する意識の向上が不可欠であるとし、特に青少年に対する環境教育の機会や教材が不足しているという視点から、2017年1月から2年間、トヨタ自動車㈱の「トヨタ環境活動助成プログラム」の支援を受けて、植林活動を伴う環境教育の推進を行ってきました。

 植林対象となった39の学校および周辺地域では、乾燥に強い樹種や生物多様性の保全に向けて、ジンマーなどの郷土樹種7748本を植樹しました。地域住民による家畜よけの柵の設置などのサポートを受け、80%の生存率を達成しています。また、各校における自主的な活動を盛り上げることを目的に、地域の動植物の役割や特徴をまとめた環境教育のテキストを作成。テキストには木々や動物の名前が英語と現地語で記されているほか、森で見つけたものを自由に書き込んだり、絵に印をつけてビンゴゲームのようにして遊びながら学べるようになっていたりするなど、子どもたちが自ら考え、行動する力を引き出す工夫がなされています。2年間の総まとめとして対象校の教員向けに実施した評価会では、完成したテキストを用いて各学校でどのように活動を展開するかについて、意見交換が行われました。昨年12月にセンター周辺で開催されたエコキャンプでは、森の中で木々の名前を確認したり、子どもたちの自然観察にすでに活用され始めるなど、テキストを軸としたさらなる環境教育の活性化が期待されています。

 イェサジョでのこうした経験をもとに、19年度からはミャンマー農業指導者研修センターのあるマンダレー地域チャウマジ村でも、新たに活動がスタートします。乾燥した大地に緑が育つようにゆっくりと、しかし着実に広がり始めている活動の輪を、これからもサポートしていきます。

エコキャンプは2回に分けて実施し、合計118名が参加。テキスト(右)を用いて自然観察をする子どもたちの笑顔が多く見られた

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