2021年11月1日

オイスカ創立 60周年記念国際シンポジウム会員支援者への感謝を伝えると共に2030年までの10ヵ年計画を発表

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  • 冒頭のプレゼンテーションでは、長宏行海外事業部調査研究担当部長(上左)、
    鈴木和代啓発普及部主任(上右)、森田章海外事業部長が、
    「これからのオイスカの10年」を発表

     1961年10月に創立され たオイスカは、今年 60 周年を 迎えました。これまでの60年を振り返るとともに、2030年までの10年間で目指すものを会員・支援者の皆さんと共有することを目的に、創立記念日の10月6日、東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター大ホールで国際シンポジウムを開催しました。

     第一部では、オイスカが目指す持続可能な社会の実現に向け、EBS(Eco-System based Solution /自然の力を活かした社会課題の解決)BBS(Business based Solution /ビジネスセクターとの連携やソーシャルビジネスを通じた社会課題の解決)によるアプローチで世界課題に取り組んでいくイメージを共有し、次期10ヵ年の計画を発表。その中で、これまで以上に力を入れていくこととして、5万haの緑化を目標に掲げ、政府や他団体の取り組みのモデルとなる緑化事業の推進や、人材育成分野では技能実習生の受け入れを延べ3500名にまで増やす計画について説明しました。

     また、トークセッションでは、住友化学労働組合の小谷和利委員長、トヨタファームの鋤柄雄一代表、㈱全笑の平野仁智代表取締役社長が登壇。国内外の大規模植林プロジェクトや、海外の地域開発に携わる人材の育成といったオイスカの活動にさまざまな形で参画してくださっている支援者を代表して、各々の取り組みについて事例を発表しました。

     第二部は、支援者セッションと位置づけ、多くの会員やボランティアの方々の取り組みを紹介したほか、50年以上の長きにわたり世代をつないで会員を続けてくださってい る法人、個人の8会員の皆さんに感謝状を贈呈しました。

     当日は、本会場のほか、サテライト会場(全国の支部や研修センターなどの拠点)に足を運んでくださった方、オンライン視聴などを含め、約500名の方にご参加いただ きましたが、より多くの方に今後の計画について理解を深めてもらおうと、当日の動画 を公開しています。なお、10ヵ年計画については本誌1月号で詳報する予定です。

    左/第二部のトークセッションでは、個人にできるさまざまな取り組みを紹介。
    宮城県支部会員の大槻壽夫さん(右)は「海岸林再生プロジェクト」での活動を発表
    右/中野悦子理事長より感謝状を受け取る中島英夫氏

    ●当日の様子はこちらからご覧いただけます→https://youtu.be/gF5Ky4gz4GY



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