2021年11月1日

「ミャンマー支援・緊急募金」ミャンマーの人々へ 未来への希望を全国から1300万円を超える寄附が集まる

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  • 四国電力㈱より寄附金の贈呈を受ける四国研修センターの小野隆所長(中央)

     昨年から続く新型コロナと、今年2月1日に発令された国家非常事態宣言により困窮する、ミャンマー農村の人々への支援のため、7月1日より開始した「ミャンマー支援・緊急募金」。今回の募金は、現地スタッフや研修生OBを案じる本部の担当スタッフの思いから発し、今年25年目を迎える同国での経験を活かして、「地域の人々に寄り添い、支える」活動に取り組むためにスタートしました。

     同9日には、会員やこれまでオイスカを通じてミャンマーにご縁のあった方々にご案内をお送りし、15日には、オンラインでオイスカの活動地の今を伝える「ミャンマー農村の現状報告会」を開催。多くの方々に続々とご支援いただき、約1ヵ月で当初の目標寄附金額500万円に到達しました。

     また、静岡、愛知、四国、 西日本の各拠点やオイスカ高校などでも募金箱を設置し、全国の幅広い層に寄附を呼びかけました。四国では、研修センターのほか、JR四国本社、高松栗林ライオンズクラブなど6社・団体や、高松北中・高等学校で募金箱を設置。四国電力㈱では、各部署内で募金箱を回付し、8月27日、同社にて集まった寄附金25万円の贈呈式が行われました。

     9月からは、これまで実施してきたブログ、Twitter、Facebook での発信に加え、オイスカを知らない層にもより広く情報が届くよう、大学生インターン5名が、募金受付終了までの期間限定でインスタグラムのアカウントを開設。同国の文化やコロナ状況など、さまざまな情報を交えながら、寄附を呼びかけるとともに、ミャンマーの現状やオイスカの同国での取り組みを発信しました。

     募金期間中には、寄附とあわせて「接点のある現地スタッフや、『子供の森』計画で来日した子どもたちの安否が気がかりだった。今回の募金が少しでも役立てばうれしい」「現地の情報を追いながら、自分に何ができるかを考えていた。一日でも早く平穏な日常が戻るように」など、思いのこもったコメントも数多く寄せられました。9月21日に実施したミャンマーWEB報告会では、そうした思いを知った現地スタッフより、「温かいご支援に感謝します。私たちスタッフも農村地域の人々のために頑張ろうと気持ちを同じくしている」と感謝の言葉が述べられました。

     集まった寄附金は、順次現地へ送金され、困窮度が高い住民への食料支援を開始しています。今後、状況を見ながら、農業・畜産といった生活基盤再建のための物資支援など住民の生活を支える活動や、教材・学校の設備支援など、教育や地域を支える活動を、現地のニーズに沿って進めていく予定です。

    大学生インターンによるインスタグラムアカウント。印象に残る写真や映像を駆使し、親しみやすく分かりやすい情報発信に努めた

    7月1日~ 9月30日までの寄附総額

    13,187,938円 / 830人
    皆さまのたくさんのご協力、ありがとうございました!


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