「海岸林再生プロジェクト」 研修生が帰国を前に植栽地を訪問 都内でもイベントで募金呼びかけ

2017年5月8日 ( カテゴリー: 国内ニュース )
水はけの悪い植栽地で排水を促す溝を掘る西日本研修センターの研修生たち。完成度の高さは今後のボランティアのお手本となる

水はけの悪い植栽地で排水を促す溝を掘る西日本研修センターの研修生たち。完成度の高さは今後のボランティアのお手本となる

   2011年3月11日に発生した東日本大震災から6年がたち、その前後には追悼式典や防災に関するイベントなどが全国で行われ、オイスカでも「海岸林再生プロジェクト」を中心にさまざまな取り組みがなされました。
  プロジェクトが進む宮城県名取市の名取北高校では、卒業式を目前に控えた2月28日、「大震災を語り継ぐ北高生の集い」が開催され、全校生徒を前に担当部長の吉田俊通が海岸林再生の進捗やその重要性を説明しました。地元の若者が社会インフラである海岸林の再生に参画する意義を語る姿が地元紙に二度も取り上げられるなど反響を呼び、生徒からは「小学生だった震災時から、今は高校生になり、自分たちが復興を担わなければという思いがある」といった声が聞かれ、4月15日のプロジェクトのボランティア活動には3年生5名が社会人らと共に汗を流しました。
  また、3月7日には福岡県にある西日本研修センターからパプアニューギニア、ミャンマー、マレーシアなど10ヵ国・地域の研修生12名が来訪、今年の植栽に向けて準備作業を行いました。その多くがセンターで昨年4月の熊本地震の揺れを経験、復興の力になりたいと週末に被災地で草刈りや農作業などを続けてきました。今回は防災や震災からの復興についてより深く学ぼうと帰国を前に現地を訪れたもので、 松島を中心とする県内の会員による歓迎を受け、親睦を深める場面も見られました。

2mを超えるクロマツの成長ぶりに驚くボランティア(3月18日)

2mを超えるクロマツの成長ぶりに驚くボランティア
(3月18日)

 

 

  同18日には、4月から始まるボランティア活動を前に、プロジェクトを担うスタッフやボランティアのリピーター12名が名取市消防本部で救命講習を受講。年間2千名近くが現場で作業に当たることから、万一の事故や怪我に備えるために行われ、心肺蘇生法のほか熱中症など、屋外での作業に伴うリスクへの対処法を学びました。併せて地震などの緊急時に備え、活動地からの避難場所やその経路などを視察、確認しました。
  東京では3月11日、都庁の足元に広がる新宿中央公園を会場とした「防災フェア&チャリティーイベント」(主催:西新宿角三町会/共催:東京新都心ライオンズクラブ)で、首都圏支部がバザーを行い、来場者にプロジェクトへの支援を呼びかけました。本イベントは震災の翌年から開催されており、今年が6回目。過去にも参加したという会員は「年々〝震災・防災〞への意識が弱まり、来場者が減っているように感じる。それでも皆さんにしっかりプロジェクトについて伝えたい」と積極的に声を掛け、パンフレットを配布していました。地震発生時刻である午後2時46分には会場にいた全員が黙とうを捧げました。

バザー会場には写真パネルと共にクロマツの苗木も展示された

バザー会場には写真パネルと共に
クロマツの苗木も展示された

 

 

  プロジェクトでは海岸林の再生を進めると同時に、この現場が国内外の若者が防災や復興支援について学び、活動する場となるよう積極的に受け入れを行っています。クロマツの植栽を終える2020年、そしてその先へと続く取り組みへのご支援をよろしくお願いします。

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