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アゼルバイジャン

アゼルバイジャンのエリチン・ナシロフ氏が、オイスカ活動を長年続けていたラナン・カツール氏による中期研修に参加し、そこでオイスカ南インドのアラビンド・バブ事務局長と同席したのが、オイスカを知るきっかけでした。エリチン氏は、アゼルバイジャンがソビエトから独立した後、民間の社会貢献活動が必要だと考え、アラビンド・バブ氏からオイスカのことを教わって、早速オイスカ総局を作ることにしました。エリチン氏はその後、オイスカ本部主催の短期研修などにも参加し、活動のためいろいろなアイディアを得て帰りました。

オイスカ・アゼルバイジャンは、会長のエリチン・ナシロフ氏を筆頭に、積極的に地域の貧しい人々を助ける活動を行っています。いろいろな組織、機関にアプローチして、支援を得て水供給のプロジェクトを行ったり、あるいは「子供の森」計画を推進したりしています。この国は、麦などの単一作物栽培やヤギ・羊の放牧などによって国土が荒れており、多くの地域で緑化運動は必須の活動です。エリチン・ナシロフ会長も「子供の森」計画の有効性に気づき、何とかこの活動を学校に普及したいと思って、いろいろな人に会って話をしたり計画を作ったりしています。

2007年春には日本大使館の草の根無償資金を得て、生活用水に困っていた地域の一村に水タンクやポンプを設置し、水道を敷きました。このおかげで約5000人の村人が、きれいな飲料水、生活用水を得ることが出来るようになりました。創立以来同じようなプロジェクトを、オランダ大使館の資金を得て行いました。またUNDPの資金で、難民の子供たちとともに植林を行い、小さな森林公園を作りました。

今までの成果を土台にしてさらに、子どもたちの環境教育に力を入れたいと計画しています。政府の関係省庁と話し合いを行い、木を植える習慣や技術を学ぶこと、あるいは森林の大切さを学ぶことを、正規の教育の一部に入れようとしています。その中で、「子供の森」計画は中心の活動となるでしょう。りんごなどの果樹の普及は、オイスカ本部、日本の会員の支援、指導によって積極的に取り組んで行きたいと考えています。

リンゴ改良プロジェクト

場所: アゼルバイジャン・グバ
活動開始年: 2006年3月
受入機関: オイスカ・アゼルバイジャン総局
活動開始の背景 山梨県のオイスカ会員坂本さんがオイスカ・アゼルバイジャン総局の招きで、2005年、同国をはじめて訪問しました。せっかくこのような民間レベルの交流を始めるのだから、何かこの国のためにやれることはないかと思ったのが、リンゴの改良です。そのきっかけは、町の市場で食べたりんごの味。少し改良して付加価値をつければ、購買力のある人々はいるのだから、この国の貧しい農民を助けることができるだろうと思いました。
活動概要 あくる年、山梨のりんご専門家桜井さんと一緒に再訪問。首都バクより少し北へ行ったところ、グバのりんご産地でりんご農家に集まってもらい、この地域にあう改良品種の穂木を提供して接木を指導し、剪定の仕方なども紹介しました。今は現地とメールなどを通じて交信しており、オイスカ・アゼルバイジャン総局がその間を仲立ちしています。オイスカ・アゼルバイジャン総局は日本と現地農民の意思疎通のため、さらにいろいろなアドバイス、調整を行います。
近況・今後の方針 将来この新しいりんごが十分に生産されるようになったら、販売のルートを開拓する役目も担えるよう準備しています。さらに、りんごプロジェクトの経験を生かして、もっと多くの果樹の栽培に力を入れたいと、エリチン・ナシロフ会長は張り切っています。