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「富士山の森づくり」2008年度当日レポート

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2008年5月17日(土): いすゞ自動車株式会社
2008年5月17日(土): オルビス株式会社
2008年5月24日(土): 株式会社ニコン
2008年5月24日(土): KDDI株式会社
2008年5月31日(土): 日本再共済生活協同組合連合会
2008年6月1日(日): 東京電力株式会社
2008年6月7日(土): 昭和シェル石油株式会社
2008年6月8日(日): 公益財団法人オイスカ

2008年5月17日(土)

参加者: いすゞ自動車株式会社関係者

▲植林の作業を終えての集合写真風景。みなさんすがすがしい笑顔でいっぱいです。残念ながらこのときに富士山は見えませんでしたが、また来年のお楽しみということで!
 今年が1回目となるいすゞ自動車株式会社による植林は、社員・ご家族の方を合わせた約140名の参加者でおこなわれました。
  朝早くから富士ビジターセンターに集まったみなさんには、受付の時に作業で使う軍手と合わせて「環境に優しいお弁当」が配られました。これはいすゞ自動車の事務局の方が準備したもので、ゴミが少なく、有害物質も出ない自然に配慮したお弁当ということです(もちろんゴミは各自で持ち帰り!)
 
▲富士ビジターセンターでの受付をすませ、軍手とお弁当を受け取ります。みんなやる気満々!
 
▲環境に優しいお弁当。ゴミも少なくもちろんお味も最高です!
 早朝にもかかわらず遅刻者もなく、準備も万端に植林場所へ向かうみなさまからは、植林にかける意気込みがひしひしと伝わってきました。
開会式での挨拶の様子・要約

山梨県森林環境部技監・前山堅二氏

いすゞ自動車株式会社取締役・河ア英三氏

山梨県県有林造林推進協議会専務理事・三井正彦氏

 みなさんバスに乗り込み、植林場所に到着した後、早速開会式が行われました。開会式では、山梨県森林環境部技監・前山堅二氏から、今回の植林にいたる経緯が説明されました。そして、いすゞ自動車株式会社取締役・河崎英三氏から、創業70周年の4つのプロジェクトのうち、唯一国内で行っている1つが今回の富士山での植林であること、今後も継続して活動していくという力強いご挨拶がありました。その後、山梨県県有林造林推進協議会専務理事・三井正彦氏から、今日植林をする木の種類、植林の方法、ウッドガードの必要性などが説明され、参加者の参加者は興味深そうに耳を傾けていました。
  開会式の後、怪我をしないように準備体操をして早速植林に取りかかりました。


▲植林の前にみんなで念入りに準備体操。全員が怪我なく植林を終えること、これが成功の第一条件です。
 
▲早速植林開始!まずは苗木を植える場所に穴を掘ります。急な斜面での作業はみなさんの想像以上に大変だったようです。

▲指導者の方に教わりながら、植えた苗木にウッドガードをつけていきます。このウッドガードが苗木を守ってくれる大切な役目を果たすので、作業をするみなさんの表情も真剣そのものです。
 
▲広大な敷地での植林作業。一人の力は小さくても、みんなで協力すれば着実に進んでいきます。みなさん、スタッフも驚くほどの集中力で作業されていました。
 列状に間伐をおこなったため植林前には木がなかった場所ですが、みなさんが作業を終えるころには苗木を守ってくれるウッドガードが一面を覆い、その様子を眺めるみなさんからも充実した様子がうかがえました。(左写真)
 ほぼ午前中に作業を終え、環境に優しいお弁当を食べている満足そうな顔、「この木が大きくなるころにまた見に来たい」というみなさんの声が今回の植林の成功を物語っているようでした。

植林に参加された方の感想

▲植林をした場所を背に快くお話いただいた清水様夫婦
<清水守男・れい子様ご夫婦>
 いすゞ自動車の車両技術部に所属され、奥様と一緒にご参加されている清水様に、午前中の植林を終えたところでお話を伺いました。
「夫婦で山登りをしています。木がないと保水力がなくなってしまう。きれいな山に登り続けたい、次の世代にも残していきたいから今回参加させてもらいました。 今までも下草刈などはしていたが、植林は今回が初めて。山に行ってシカに食べられた木を見ると本当にかわいそうだと思うので、今日植えた木は元気に育ってくれるように願っています。 今日の体験を通して、今の子供たちにも森林の大切さ、自然の役割を伝えていきたい。 今日の植林も、準備は大変だったでしょう。企業ができること、NGOのオイスカができること、そして参加者ができることをそれぞれ助け合いながら、こういう活動が続くとがいいですね。」
 植林した木を見ながら、「成長した姿をまた見に来たい」とおっしゃっていたお二人の姿が印象的でした。
最後の一本、 河ア取締役による記念植樹で作業完了
昼食を挟んでの植林作業も終わりに近づき、ついに最後の1本に。参加者一同が見守る中、河ア取締役が記念植樹を行いました。苗植えからウッドガードで覆うまでの作業をすっかり慣れた手つきでこなされていました。ウッドガードに開けられた空気孔が「ISUZU」の文字を刻んでいます。(写真で見えないのが残念)あちらこちらでシャッターの音が響き、参加者から自然と拍手が沸き起こりました。
  朝早くからの大変な作業にもかかわらず、みなさんの充実した笑顔、いすゞ自動車のパワーをスタッフも感じていました。
 
閉会式での挨拶の様子・要約

いすゞ自動車会長夫人・井田美岐子氏

公益財団法人オイスカ事務局長・永石安明

いすゞ自動車環境推進部部長・平野氏

山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏
植林作業を終え、閉会式と記念撮影をもって全日程を終了しました。閉会式ではまず、いすゞ自動車会長夫人・井田美岐子氏が、今日の多くの方の参加にお礼と、「来年はもっとたくさん木を植えましょう」と意気込みを発表。同じくいすゞ自動車環境推進部部長・の平野氏が、「今日の植林に対するいすゞ自動車のパワーを、今後の仕事にも生かしましょう!」と挨拶し笑いを誘いました。その後、公益財団法人オイスカ事務局長・永石安明が今日の植林のお礼と、「今後も企業・自治体・NGOという様々な団体が関わりあいながら、地球環境に優しい活動を進めていきましょう!」と豊富を語りました。そして最後に山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏が、実際にシラベの枝を参加者に見せながら、森づくりの意義、なぜ今日のような植林が必要であったかということを、わかりやすく解説して、閉会式を終了しました。
 当初の予定より約1時間早く全ての植林を終了した、 いすゞ自動車参加者のパワーにスタッフもみな驚いた一日でした。みなさん、是非来年も植林をしに、そして今年植えた木を見守りに、富士山に来てください!

2008年5月17日(土)

参加者: オルビス株式会社、株式会社pdc、株式会社ポーラ・オルビスホールディングス関係者

 「富士山の森づくり」参加2年目となるオルビス株式会社は、オイスカとは7年前から協働して山梨県内で森づくり活動を行ってきました。実は、「富士山の森づくり」活動もオルビスとの協働がきっかけとなって生まれた事業で、オルビスは本プロジェクト開始の発端となった企業です。

  今年も昨年に引き続き、全参加企業・団体の先陣を切って植林を実施したオルビス。ポーラ・オルビスグループの株式会社pdc、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスも加わり、社員の方やご家族など、約150名が参加し、苗木約1100本を植林しました。

 当日、交通渋滞で到着が遅れ、2時間の作業時間は短くなってしまったものの、さすが新人研修を含め、普段から全社を挙げて森づくり活動に取り組む同社。昨年の参加者や他の森づくり活動参加者が中心となり、テキパキと作業は進みました。参加者の「植林は、オルビス社員の使命ですから」という声にも代表されるように、森づくり活動が社員にしっかりと根づき、当たり前のこととして取り組まれているようでした。

  ▲ ふじてんリゾートの駐車場に集合。富士急行(株)の天然ガスで走行するCNGバスに乗り換えて植林地へ向かいました


山梨県直轄理事・若林一明氏


オルビス(株)代表取締役社長・高谷成夫氏

(有)外川林業土木・外川幸二氏
 到着後、まず参加者はバスの車窓から、昨年度の植林地を見学。昨年植えた苗の成長や変化を確かめました。開会式では県直轄理事の若林一明氏が開会宣言を行い、本プロジェクトの意義を伝えました。また、オルビス(株)代表取締役社長・高谷成夫氏が社を代表して挨拶。その後、(有)外川林業土木の外川幸二氏が指導者として、作業についての留意点を説明。全員で準備体操をして、各班ごと植林場所に向かいました。

作業の様子

【柳沢さん(写真左)・株式会社pdc】

  「会社でCSR推進委員をしています。昨年、オルビス本社が行う森づくり活動の報告を見て、pdcも参加を決めました。今回で2回目です。社内では、委員として環境への啓発活動や地球温暖化の勉強をしています。そういった取り組みで社員の意識も変わり、マイ箸の持参率も増えたように思います。

  この活動は今年から全国から集まる参加者に対して、宿泊費用の負担など、会社からのバックアップがあるのでたくさんの人が参加しています。
  今回はpdcの社員、60名のうち40人が参加しています」
と、楽しそうに作業を続けながら話してくれました。

 
【パート社員の二人・オルビス(株)】

  「実は、昨年の募集広告を見て、参加したいと思ってたんです。でも昨年はパート社員の募集がなくて、とても残念でした。

  今年、パート社員も参加できると聞いたときは、絶対に行きたい!って思いました。富士山で植林できるなんて、なかなかできない経験ですから本当に楽しみにしてきました。

  作業は思っていたよりも大変でした。土を掘るのにも、簡単なところと難しいところがあるんですね。でも自然の中で作業するのはやっぱり気持ちがいいし、楽しいです」

  初めてとは思えないほど慣れた手つきでテキパキと作業をしていました。

【芳永さん親子・オルビス(株)】

 「昨年も参加して、娘は学校でそれを友だちに話したら、みんなに羨ましがられたそうです。学校では、環境の授業はあっても、こうやって植林するなど実際に体験する機会はとても少ないですからね。だから、会社が実施しているこういう機会を利用して、体験させたかったんです」と、お父さん。

「簡単じゃないけど、やっぱりおもしろい。いっぱい植えるよ」と、娘さん。

 お話をうかがった後も、二人で環境の話に花を咲かせていました。

▲ 「実は今日、誕生日なんです。すごく良い記念になりました」。と、ウッドガード(シカ害対策に苗木に被せた白い筒)に、印を付けていました。

▲ (株)ポーラ・オルビスホールディングスのCSR推進室のお二人。「右手が筋肉痛になりそう」と言いながら一生懸命にハンマーをふる女性に、男性からは応援の言葉。息ぴったりのお二人でした。

▲ オルビス(株)・高谷社長(後列右)と社員の方々。「オルビス」と社名の入ったウッドガードで記念の1本を植林しました。新入社員の方とも和気あいあいと作業しているのが印象的でした。

閉会式
   閉会式では、(財)オイスカを代表して永石安明事務局長が「昨日までどしゃぶりだった雨は今朝には止み、みなさんの植林を歓迎してくれたようです。植林をして、管理して、それが森になるには、長い年月を必要とします。これからもぜひこの森をも見守っていってください」と挨拶し、参加者へ、長い目で見た森づくりの大切さを訴えました。

 その後、山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏が「このプロジェクトが始まって、最初に鍬を入れたのは、みなさんオルビスです。そのことに誇りを持ってこれからも活動に取り組んでほしい」と述べた上で、この森づくりの意義を説明しました。
  (財)オイスカ事務局長・永石安明
  山梨県森林総合研究所 八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏

▲ 閉会式後に全員で記念撮影。崩れそうだったお天気も、みなさんが帰るときまで待ってくれました



2008年5月24日(土)

参加者: 株式会社ニコン関係者

▲植林前にみんなで集合写真!心配していた雨も降らなかったのでみなさん安心した笑顔が見られます。小さなお子さんも大勢参加されて和やかな雰囲気でした。
 

 株式会社ニコンの植林が予定されていたこの日は、週間予報も雨。前日の予報も雨。誰もが雨を覚悟していたのではないでしょうか。
  ところが当日起きてみると太陽が顔を見せてくれ、朝の時間はきれいな富士山がみなさまを迎えてくれました。みなさんの強い思いが天気をも味方につけたようです。

 

 
▲先週よりも雪が溶けた富士山。雄大な姿を見せてくれました。
開会式の様子・要約

山梨県県有林課課長・杉村直英氏

株式会社ニコン副社長・寺東一郎氏
  ニコングループの社員および家族約120名の参加者が植林場所に集まり、まずは記念撮影! その後、開会式が行われました。まずは山梨県県有林課課長・杉村直英氏から、今回の植林にいたった経緯の説明があり、みなさんの力をお借りして植林ができる喜びを表し、開会宣言をいただきました。

山梨県県有林造林推進協議会専務理事・三井正彦氏
 次に株式会社ニコンを代表して、副社長・寺東一郎氏がご挨拶。「創立90周年を迎える記念事業の一環として、社員参加型の貢献事業をということで今回の植林を行うことになりました。今日はしっかり取り組みましょう!」と意気込みを語られました。その後、山梨県県有林造林推進協議会・三井正彦氏から、今回の植林方法について具体的な説明がありました。植える木の種類、植林の方法、植えた後にシカに食べられないようにウッドガードをつける説明など、これからの作業の説明とあって、参加者のみなさんも真剣な表情で説明を聞いていました。
  それから、今日の植林を怪我なく終えられるよう、みんなで準備体操! ニコングループのボランティアの先導で、入念にストレッチをし、植林に備えました。
 

▲腕を上に伸ばしてしっかりとストレッチ。怪我なく終わるために欠かせません

 
▲植林の説明を真剣に聞く参加者のみなさん。小さなお子さんの姿も見えます
 開会式の後、各班に分かれて移動して植林開始です。まずは指導員の説明を聞きながら植林のやり方をお勉強。その後さっそくみなさん作業にかかりました。
 作業を始めてすぐに、心配していた雨が降りだしましたが、かっぱを着たり、作業をそのまま続けたり、誰もやめようとすることなく作業をされていました。その気持ちが通じたのかしばらくすると雨もやみ、最後まで植林を続けることができました。

▲まずは苗を植える穴をほります。母娘で力を合わせてよいしょ!


▲打ちつけた竹とウッドガードを3カ所で固定してできあがり!急斜面での作業は思った以上に大変です

▲2本の竹をうちつけて、苗にウッドガードをかぶせます。苗が鹿に食べられませんように!

▲これでOK!思わずピース。1本1本丁寧に、親子の会話を楽しみながら作業されていました。笑顔があふれています
植林に参加された方の感想

<ご家族で参加された大塚様のご感想>
  「会社の案内で、富士山が病気ということを知って参加しました。自分の働く会社がNGOとこういう活動をしているということは知らなかったが、嬉しいことだといます。 日本の象徴の富士山が病気ではまずいし、子どもたちにも実際にこういう場所を見せないとわからないと思うので、今日のようにほかではできない経験をさせることができて嬉しいですね。朝の5時起きでも頑張れます。」と、お父さん。
  「 富士山がこういう状態ということも、ふつうに生活していたら知らなかったので、今回来ることで勉強できてよかったです。傾斜を歩くのも、木を植えるのも実際にやるのが一番ですね!」と、お母さんからも。
  2人のお子さまも、「初めてやったけど、面白い。掘るのが大変だけど木が大きくなってくれたら嬉しい!」「学校で温暖化の授業をやったから、植林できてよかった」と元気に感想を語ってくれました。    

お話をうかがっている途中もどんどん作業を進めて次の木を植えていました。またいつか、みなさんで今日植えた木を見に来てください!
閉会式での挨拶の様子・要約

公益財団法人オイスカ事務局次長・萬代保男

山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏
 まだまだ植えたいという声を聞きながらも、予定の時間をもって植林を終了し、閉会式を行いました。やや濃い霧が出ていましたが、作業を終えた参加者のみなさんは晴れ晴れした様子でした。
  閉会式ではまず公益財団法人オイスカ事務局次長・萬代保男が、「日本の象徴である富士山での植林で、今日は5種類の木と合わせて親子、家族、会社の『木ずな(絆)』も植えたと思います。是非またその木を見に富士山にきてください!」と挨拶をしました。

 次に山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏が5種類の木を植えた理由をはじめとした森づくりの意義を説明し、多くの子どもたちの参加に感謝を表しました。
  株式会社ニコンの事務局にお伺いしたところ、当日おこしのみなさんは320名の応募から3倍の倍率をくぐり抜けて参加されたということです。当選の連絡をした際には、社内で「参加できる」「参加できない」という話が飛び交ったそうです。社員のみなさんの意識の高さが天気をも味方につけたのではないでしょうか。
  来年以降もまたお会いできるのを楽しみにしています。


▲濃い霧の中、閉会式の挨拶に耳を傾けるみなさん


▲みなさんの作業のおかげでウッドガードに守られた 木が並びました。
大きくなるのが楽しみです

2008年5月24日(土)

参加者:KDDI株式会社関係者

 今回が初めての参加となったKDDI(株)。社会貢献活動の一環であると同時に、社員が一丸となって活動し、森林保全への理解を高める機会としたいと、「富士山の森づくり」への参加を決定しました。

  当日はお子さんも含めて123名が参加。途中雨も降り出し、決して楽な条件の中での作業ではありませんでしたが、中断しようという声は聞かれず、最後まで植えたいという参加者のみなさんの想いが伝わりました。参加者の気持ちが通じたのか、作業が終わるころには雨も止み、無事苗木約1000本を植え終わりました。


開会式

山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏
 
KDDI(株)総務・人事本部本部長・三瓶美成氏

(有)山大・後藤隆弘氏による作業説明
 
 開会式では、まず山梨県森林総合研究所の清藤城宏氏が開会宣言。「富士山の森づくり」の概要を説明し、「富士山の抱える問題を、山からさまざまな恩恵を受けている私たち全国民のものと捉えていただきたい。そして、世界遺産登録という夢を持って植林してください」と挨拶しました。

  また、開会挨拶では同社総務・人事本部本部長・三瓶美成氏が「CSR活動とあまり構えてしまわずに、せっかくの大自然、富士山の中での植林を楽しみましょう。楽しんで、みなさんがこの地を好きになることが地域を大事にしたCSR活動につながると思います」と、挨拶しました。
  信濃化学工業(株)の山岸氏のお手本で、準備体操。植林に備えます

▲開会式後に全員で記念撮影。晴れていれば後方に南アルプスを臨む絶景ポイント

作業の様子


▲指導者(右)に、ウッドガードと竹の支柱をつなぐ「ロックタイ」の結び方を教えてもらっています。「これには、コツがあってね。先を少し曲げると穴に通しやすいんだ」と指導者の方。

 


▲班のみなさんに、1本植えてお手本を見せます。さすが「山のプロ」。まっすぐ立ったウッドガードが、苗木もまっすぐしっかり植えられていることを証明してくれています。

 
←↑ お父さんと一緒に参加してくれた男の子たち。竹の支柱を地面に打ち込む作業は大人でも力が必要。ウッドガードの高さまで、支柱を打ち込まなくてはいけません。
 
  「腕が痛くなっちゃうよ」と言いながらがんばっていると、周りから「誰かの顔を思い浮かべて打つと力が入るんじゃない?」なんて冗談交じりの応援が。 思わず笑顔になって、俄然、ハンマーを持つ手に力が入り、「最後まで自分でやるんだ!」とはりきって支柱を打ち込んでいました。
 
 

【親子で参加してくれた二人】

   「富士山で植林できるなんてそうそうないでしょ。学校では朝顔を育てるぐらいしかしないし、ぜひこういう経験させたかったんです。募集を知った日に家に帰ってすぐ、娘に行ってみる?って聞いたら、うんって言ってくれたので、早速次の日に応募しました。2,3日で定員はいっぱいになってしまったみたいで、今回来られて本当にラッキーでした。
  今年は小学生以上じゃないと参加できない決まりだったので、妻と下の子が来られなかったのが残念です。来年も成長を見に来たいですね」と話してくれました。

  「難しいと思ったけど、けっこうたくさん植えられたよ。思ったより大変じゃなかった」と娘さん。

  「雨も気にならない」と、二人で黙々と作業を続けていました。

 
ご夫婦で参加されたお二人。奥様の提案で記念にと、ウッドガードにペンで日付とお名前を記していました。
作業は役割分担を決めてお二人で交代しながら進めていました
 

集合場所と植林地を結ぶ、富士急行(株)のCNGバスの運転手さん(左)。いつの間にか、雨に濡れながら作業するKDDIの社員の方に傘を差し出し、ロックタイを着けるお手伝いをしていました。植林が終わる頃にはすっかり仲良しに


閉会式
山梨県森林環境部県有林課課長・杉村直英氏
  KDDI(株)総務・人事本部総務部長・高木憲一郎氏
   閉会式では、まず県を代表して県有林課課長・杉村直英氏が「この森づくりは、多くの企業や今日ご参加いただいたみなさまのような方々のご協力があって、進められています。この広がりを大切にしてほしい。そして、山梨にまたいつでも来てください」とお礼を述べました。

  KDDI(株)総務・人事本部総務部長・高木憲一郎氏が、「みなさんの協力があって、雨の中約1000本を植えることができました。20年後、ここにどんな森ができているかを楽しみにしましょう」と閉会宣言をしました。

2008年5月31日(土)

参加者: 日本再共済生活協同組合連合会関係者

日本再共済生活協同組合連合会理事長・小野寺良氏
   
  前日からの雨の勢いは植林当日まで収まることはなく、日本再共済連の参加者が集合場所からバスで植林地へ向かい始めたころも、雨は止まないままでした。ところが、バスが植林地に向かうにつれ、徐々に雨の勢いは弱まっていき、開会式が始まるころにはすっかり上がっていました。
  昨年に引き続き、2回目の参加となる日本再共済連。同組合の職員と会員職員、合わせて46名の方が参加しました。昨年も参加したという方も多く、作業は予想以上に早く進み、予定の時間よりも早く植林を終えることができました。
 
 
開会式
 
  まず、(財)オイスカを代表して日置勝事務局次長が 「お一人お一人のご参加に感謝いたします。今日は富士山と、苗木と、参加者同士とで心を通わせながら作業していただければと思います。みなさんのこの活動が、お気持ちが、地球環境保全など世界へつながる活動になっていくと信じています」と挨拶しました。
  次に、日本再共済生活協同組合連合会理事長・小野寺良氏は「私たちの活動は、それほど大きくはありませんが、何事も少しずつ、一歩一歩前に進むことが大事です。こういう活動を毎年続けていき、参加したみなさんがここで得たことを糧にしてもらえればと思います。今日は、思い出の一本一本を植えていきましょう」と意気込みを述べました。
  最後に挨拶に立った山梨県富士・東部林務環境事務所所長・小林喜和氏は「快晴とはいきませんでしたが、雨が降った、こういうときに植えた苗はほぼ100%根付きます。私たち林業関係者はこういう日を最高の日だと思っていますので、10本、20本と、どんどん植えていっていただければと思います」と、参加者を激励しました。


山梨県県有林造林推進協議会・三井正彦氏から苗木の植え方や作業の説明を聞きました

山梨県富士・東部林務環境事務所所長・小林喜和氏

(財)オイスカ事務局次長・日置勝
 

作業の様子
 
▲指導者の方が各班に植え方、ウッドガードの取り付け方を説明します。みなさん、真剣な表情で説明を聞いていました
 
苗木にウッドガードを被せる作業は二人で協力して行います。枝を折らないように、そっとウッドガードを通していきます

まず1本目。指導者の方(右)から「土の上の草や葉っぱはどけてくさいね。それから穴は30〜40cmは掘る、苗木を真っすぐ入れてあげて・・・」と説明を受けながら丁寧に植えていきます

【日本再共済連職員の二人】

  「昨年も参加しました。植林をする機会なんてほかではないですし、去年体験してみて楽しかったので、募集を聞いてまた参加してみようと思いました。

  昨年が人生で初めての植林体験だったのですが、参加したことで意識が変わったように思います。会社で、コピーをとるなど紙を使うときや
割り箸を使うときなど、去年植えた苗木たちを思い出して、なるべく少なくしようと思うようになりました。

 ふとした時に植えた苗はどうなっているかな?と気になるんですよ」と、一本一本に愛情を込めて植えている様子でした。

 


手を止め、後ろに並ぶ苗木や景色に目を向けて



 夢中になって植林していた手を止めて振り向いて見てみると、後ろには、植えてきた苗木を覆うウッドガードがずらりと並んでいました。

  「もうこんなに植えたんだね。みんなで作業するとこんなに早いのか」、「いつの間にかこんなに高いところまできたんだ。あんなにきれいな景色があることに気がつかなかった」と参加者の方々。 「これだけ集中してやったら仕事ももっと速いかもな」なんて冗談も出るほど、 みなさんまわりの景色よりも目の前の苗木に集中していたようでした。

  予想以上に早いペースで植林は進み、「来年はもっと本数植えられるんじゃないの」という意気込み十分な声も聞かれました。

閉会式
 
日本再共済生活協同組合連合会専務理事・三ア誠一氏
 
山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏
 閉会式ではまず、日本再共済生活協同組合連合会専務理事・三ア氏が「雨も上がり、大変良い植林だったと思います。これを契機にして私たちの身の回りの自然や環境に興味を持ち、できることから取り組んでいってもらいたいです」と挨拶。
  その後、山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤氏が森づくりの意義を説明し、「みなさんの小さな一歩が将来につながるということに誇りを持ってください。そして今日植えた木を気にかけ、富士山を愛していただくことで、世界遺産登録にもつがるのだと思います。また来年も来てください」と話しました。

▲植林地をバックに記念撮影


 

2008年6月1日(日)

参加者:東京電力株式会社関係者
 

▲雄大な富士山が東京電力株式会社の皆さんを迎えてくれました。日本一の貫禄がただよいます

 ぬけるような青空の下、「東京電力自然学校」の一環として行われた今回の植林活動には、東京電力社員やその家族、同社の呼びかけに応募した一般の方々の総勢101名が参加しました。なかには、昨年お見かけした顔も。昨年の同社の植林日にはガスがかかって見ることのできなかった富士山も、今年は麓までしっかり姿を見せてくれ、まずは富士山をバックに全員で記念写真。その後、植林場所に移動して、開会式が行われました。

開会式

開会宣言を行う山梨県森林環境部林務長・千野博氏
 
東京電力山梨支店支店長・川島道男氏

山梨県森林総合研究所研究員・長池卓男氏
 開会式では、まず山梨県森林環境部林務長・千野博氏が「山の仕事は素人の方々には手を出していただきにくいものでしたが、環境問題がクローズアップされ、企業の社会貢献ということで皆さんに目を向けていただけるようになり非常に感謝しています」と開会宣言をされました。
  続いて、東京電力山梨支店支店長・川島道男氏が「一致団結して植林に望みましょう!青空のもと、環境を考えながら、安全第一に初夏の1日を大いに楽しんでください!」と挨拶。最後に、山梨県森林総合研究j所研究員・長池卓男氏が、「今回の植林では天然林の再生を目指し、自然に生えていた5種類の木を植林します。そしてシカの食害から苗を守るためにウッドガードでカバーします。一朝一夕には木は育ちませんが、今日は10年、20年後の成長した木を想像しながら植林を楽しんでください」と森づくりの意義を説明しました。
▲みんなで声をかけ合いながら準備体操!    開会式の後はいよいよ植林です!でもその前に、怪我をしないようにみんなで準備体操。すでに表情も真剣です。
  班ごとに分かれての作業、銘々がヘルメットと鍬、ハンマーとお弁当を受け取り、班の指導者に先導されて持ち場へと移動しました。そこでまずは指導者の方から、苗の植え方、ウッドガードの付け方を教わり、実際の作業に入ります。

▲各自で道具を持って準備万端!
 
▲指導者について植林場所へ。慣れるまでは斜面を歩くだけで大変です
作業の様子
 


←指導者の説明を思い出しながら、1本1本丁寧に植えていきました。
↑予定よりも早いテンポで作業が進み、昼までに8割以上が植え終わりました。参加者の植林に対する強い思いが感じられます



 
↑お子様と一緒に作業されている方もいらっしゃいました。自分より背丈の高い竹を打ち込みます
←(上)女の子だって頑張ってます!お母さんにかわって重たい鍬で穴を掘ります
←(下)家族そろって、打ち込んだ竹と苗を守るウッドガードを結び付けます。子どもたちも真剣に作業しています
【息のあった社員コンビの望月和裕さんと山口峻作さん】
  「普段は事務をしています。去年も参加しましたが、今年は倍率が高かったようなので抽選に当たってうれしいです。何本植えたかな!?僕は去年の経験あるので腕がいいですからね、ハハハ」(望月さん)
  「でも、腕があるとかというのは別問題のようですよ」(山口さん)
  「いや、慣れるということが重要だよ」(望月さん)
という会話を交わしながら作業を。ふと見るとはじめからウッドガードに結束用の紐が通してありました。
  「この方が作業が早いですよ。気づいてもらうと努力が報われた感じでうれしいです」
去年からの経験で、工夫しながら作業されていました。 
 
   

【お孫さんの飯樋ななみさんと参加した大武志津子さん】
 「今日はこの子の誕生日なんです。両親と一緒に伊豆に行くことになっていたんですが、10歳の誕生日の記念に富士山に木を植えに行かない、と誘ったらこちらに来るっていうものだから。お父さんとお母さんだけで伊豆に行くことになってしまって、今ごろ怒っているかもしれませんね。でも、こういう体験はなかなかできませんでしょう。それにいい記念になります。20歳になったらまたここに来ようねと話していたんです」
ななみさんがウッドガードに記念に書いた絵には、お二人の名前が可愛く並んでいました。 (写真右)

閉会式
公益財団法人オイスカ・廣瀬道男常務理事


東京電力環境部・影山嘉宏部長
   天気にも恵まれた富士山で無事に植林を終え、閉会式を行いました。まず、公益財団法人オイスカ・廣瀬道男常務理事が挨拶。「1日ご苦労さまでした。そして、準備・ご指導いただいた森林組合の方々、ありがとうございました。東京電力の皆さん、ボランティアの皆さんの手によって植えられた苗木がしっかり育つよう祈っております」と、植林に対する感謝を述べました。
  そして東京電力環境部・影山嘉宏部長が「皆さんご存知のように当社は『CO2ダイエット宣言』を推進しています。去年そして今日と、皆さんに植えていただいた苗木もそうして集まったものです。もっともっと苗木を増やすたみに、ぜひ皆さんも『CO2ダイエット宣言』にご協力ください!今日はご苦労さまでした」と、今後の更なる活動への協力を呼びかけました。

  昨年に続いての植林となった東京電力株式会社の皆さん、本当にありがとうございました。来年も富士山でお会いできるのを楽しみにしています。
 

▲去年植えた苗がウッドガードから頭を出すまでに成長していました。今日植えた苗も大きく育ちますように

▲1.3haに1300本の植林を完了し、全員で記念撮影。ちょっぴり疲れはしたものの、終わってみれば笑顔、笑顔。

2008年6月7日(土)

参加者: 昭和シェル石油株式会社
   


  昨年に引き続き、2回目となる昭和シェル石油(株)による植林活動は、「富士山の森づくり」参加企業としては今年最大の人数、164名が参加して行われました。

  梅雨の合間にキレイに晴れ、ウグイスのさえずりが響く、気持ちのよい気候の中、参加者は到着が遅れ、短くなった作業時間分を取り戻す勢いで植林を進めていました。女性や子どもも多く参加していましたが、約1時間半の作業時間で、予定していた1000本をほぼ植え終わることができ、「気持ちの良い汗をかいた」という声も多数上がっていました。



←昭和シェル石油(株)が昨年植林を行った場所。既にウッドガードから頭を出している苗木もあり、雄大な富士山の山頂を間近に臨む場所で、苗木ものびのびと育っている様子

 

開会式
山梨県森林環境部技監・前山堅二氏
  昭和シェル石油(株)代表取締役社長・村山康夫氏   山梨県県有林造林推進協議会専務理事・三井正彦氏
  開会式ではまず、山梨県森林環境部技官・前山氏が「富士山の森づくり」の事業地の状況について説明した上で「参加していただいた皆さまに森づくりの大切さと、大変さを理解していただきながら、自然の中でぜひリフレッシュしていただければと思います」挨拶しました。

  次に、昭和シェル石油(株)代表取締役社長・村山氏が「私は去年参加できなかったので、今年参加できてとても良かったです。また160名以上の方が、参加してくださったということもとても嬉しく思います。当社としてこのプロジェクトを推進し、後援していくことは言うまでもないのですが、私なら私という一個人が、一人の日本人として、自然を愛する人間として、貢献していきたいと思っています。きっと、今日ここにいるみなさんもそういう想いを持っていらっしゃるのではないでしょうか。だから、みんなで一緒に気持ち良い汗をかいて、地球に貢献しましょう」と参加者に話しました。

   その後、山梨県県有林造林推進協議会専務理事・三井氏より植林作業における注意点などの説明を受け、準備体操をして各班の植林地に出発しました。


▲植林前に、富士山をバックに記念撮影。

植林作業


▲指導員にウッドガードの取り付け方を説明してもらっています。初めて見るウッドガードの取り付けに、真剣に聞き入っていました

 
▲昭和シェル石油(株)の村山社長と奥様。村山社長が穴を掘り、奥様がウッドガードを被せて・・・と、いつの間にか役割分担をして楽しそうに作業していらっしゃいました





【三井さん親子】

  お父さんとお兄ちゃん、妹さんの3人で参加してくれました。
  最初はどうしたら良いかわからずに立っていた兄妹も、お父さんが作業する姿を見てどんどんお手伝いをするように。竹の支柱を打ち込む作業を「やってみるか?」とお父さんに聞かれると、「うん!」と元気良く答えてまずはお兄ちゃんが挑戦。思うように力が入らないながらも、お父さんに抱っこしてもらって、一生懸命にハンマーを振っていました。妹さんも挑戦し、ロックタイで竹とウッドガードを結ぶ作業が終わると「完成!」と二人で嬉しそうに声を上げていました。
  「大変だけど、いい汗かきます。お留守番のママと赤ちゃんも連れて来れたら良かったな」とお父さんは話してくれました。

【新入社員のお二人】

  本社・研究開発部に所属しているという鎮目さん(写真右)は「今日は二つの目的があって参加しました」と話してくれました。「一つは、植林をしたことがないので、富士山に木を植えてみたいと思って、ボランティアとして。二つ目は、各地に散らばった同期に久しぶりに会える機会なので、みんなに会いにきました。思ったより苗木は小さくて軽いのですが、斜面を歩いたり、作業は大変ですね」。と言いながら、一生懸命に植えていました。

  他の場所でも、久しぶりに会った新入社員同士、「難しいね」とか、「腕が痛くなってきた」などと声を掛け合いながら、和気藹々と作業していました。




▲ご家族で参加してくれました。お兄ちゃんは、「植林は始めてです。結構難しいけど、おもしろいです」と話してくれました、弟をリードして穴を掘っていました。

 
▲昨年も参加した旦那様が、今年は奥様も誘って来てくださいました。「もうヘトヘトだよ」と言いながらも、「あと1本!」と最後まで植えてくれました。

閉会式
 
昭和シェル石油(株)執行役員・伊藤智明氏
 
山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏
 閉会式ではまず昭和シェル石油(株)執行役員・伊藤智明氏が挨拶。司会の方の「何本、植林しましたか」の問いに、昨年に続き参加者の中でトップだった伊藤氏は「良い汗をかきました。来年はもっと参加者を増やして、少なくとも5年は続けていきましょう。ここに昭和シェルの森があるということを言えるようにしたいですね。また来年も来てください」と話ました。

  その後、山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤氏が「森づくりは時間がかかることですので、次代を担う子どもさんがたくさん参加してくれたことを嬉しく思います」と述べたあと、森づくりの意義を説明しました。

▲最後に新入社員の方が会社を代表して記念植樹をしました

▲ウッドガードに「SHOWA SHELL」と名前の入った記念植樹の苗木


 

2008年6月8日(日)

参加者: 公益財団法人オイスカ
  「富士山の森づくり」活動、2008年の締めくくりとなるこの日、およそ220名のオイスカ関係者による植林が行われました。時おり小雨がぱらつく天気でしたが、参加者はやる気いっぱいで、予定していた植林を見事にやり遂げました。
  この日は中部日本研修センター、福島支局、長野県支部、静岡県支部、オイスカ高校、山梨県支部、首都圏支部から、そしてなんと遠く四国研修センターからも夜通し車を走らせて3名のスタッフが駆けつけました。今回は2haという広大な敷地に植林。斜面も急で慣れているスタッフでさえもバテてしまいました。参加者も若干疲れた様子でしたが、富士山での植林を楽しみにしていたとあって、次々と木を植えていました。
 


▲開会式に向けて続々と植林場所に参加者が集まってきます。霧がかかり、時おり小雨も降っていますが、みんなやる気満々です!


開会式
公益財団法人オイスカ会長・中野良子
  山梨県森林環境部技監・前山堅二氏
  山梨県県有林造林推進協議会専務理事・三井正彦氏
  開会式ではまず、公益財団法人オイスカ会長・中野良子が開会宣言。「一人ひとりの力は小さいかもしれませんが、我々の思い、真心を天地に響かせるつもりで頑張りましょう。環境問題に立ち向かっていくには、傲慢になりすぎた我々人間が、大自然の法則に立ち返ること、そして感謝と報恩と奉仕の活動を行う以外にはありません。今日一日、頑張りましょう!」と挨拶をしました。

司会者の紹介に手をあげて応える支部・支局の参加者。周囲からは拍手が
  続いて、山梨県森林環境部技監・前山堅二氏が「今年はこの『富士山の森づくり』を通して1,000名を超える参加者に1万本の木を植えていただいています。今から5,6年前に、100haほどのシラベを植えていた人工林が被害を受けたことをきっかけに、針葉樹だけの場所に広葉樹も交え、混合林に誘導していこうという取り組みの中で、皆さんに植林をしていただいています。怪我に気をつけて、いい汗を流していただければと思います」と、参加者に挨拶をしました。
  その後、司会者から参加者を支部・支局ごとに紹介、全国各地からの参加に拍手が起こりました。
 最後に、山梨県県有林造林推進協議会専務理事・三井正彦氏より植林作業における注意点や作業の仕方の説明を受け、各班の植林地に出発しました。
植林作業

▲まずは指導員から植林の方法を教わります。ただ植えるだけではなく、苗を植えた横に竹を打ち込み、それにウッドガードを固定します

▲説明の後は早速作業に。苗を植える穴を掘ります。急な斜面での作業は思った以上に大変です


▲植えた苗にウッドガードをかけ、その両側に竹を打ち込みます。二人で力を合わせての作業ですね

 
▲シカ害から苗木を守るウッドガードを取り付けるオイスカ会長・中野良子氏(右)と 山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏(左)
【築地支局からご参加の二人】

  今回初めて参加されたという福原ヨシ子様と木村祥子様。

「植林なんてもちろん、鍬を持ったのも初めてです。富士山がこんなに荒れてるなんて知りませんでした。今まで仕事が忙しくて何もできませんでしたが、定年になって時間ができた時にこんなイベントに参加できて嬉しいです。少しでも温暖化防止に役立ったり、私が植えた木を孫が見てくれたりしたら嬉しいですね。」

 「 ただ植えるだけかと思っていましたが、こうやって一つ一つ手をかけてあげないと駄目なんですね。子どもと一緒です。大切に育てないと。滅多にできない体験ができて幸せです。次回もきっと参加しますよ!」




▲二人で協力して、ウッドガードを固定する竹を打ち込みます。背丈ほどもある竹を上手に打ち込んでいました

▲植林した苗の横で笑顔ピース。金ヒジンさんが聞き取れなかった日本語を中野笑里さんが説明するなど、二人の仲のよさが垣間見えました  

【オイスカ高校の生徒と留学生】

  オイスカ高校1年生の中野笑里さん(右)は 「オイスカ高校に入ったからには植林をやりたいと思ってきました。前にも一度植林をして今日は2回目です。オイスカ高校は、文化の違う留学生がいたり、こうした植林が体験できたり、楽しいです」と、植林への意欲とオイスカ高校の魅力を語ってくれました。
 韓国からの留学生、1年生の金ヒジンさん(左)は「植林がしたかったから嬉しいです。富士山も初めてだったのに、今回は見えなくて残念です」 来日2ヵ月とは思えない上手な日本語で答えてくれました。

  国籍に関係なく、一緒に汗を流して環境問題に取り組むオイスカ活動の縮図を、オイスカ高校の生徒が見せてくれました。

閉会式

▲オイスカ豊田支局・宮戸正志氏

▲マレーシアからの研修生ネルーさん

▲東電環境エンジニアリング株式会社常務取締役・大竹邦生氏

▲山梨県森林総合研究所八ヶ岳薬用植物園園長・清藤城宏氏

▲公益財団法人オイスカ事務局長・永石安明
 お昼の休憩を挟んで、予定通りの時間に1,500本の植林を無事に終え、全員で閉会式を行いました。まず最初に、技術指導をしてくださった指導者に、拍手をもってお礼の気持ちを表してから、参加者の何名かに感想を発表してもらいました。

  支部・支局からの参加者を代表して感想を述べたオイスカ豊田支局・宮戸正志氏は「今回初めてこのような行事に参加しましたが、雨の合間をぬって無事植林ができました。地道な努力を続けることが、富士山の世界遺産登録にもつながると思います。来年以降も参加して綺麗な富士山を目指して一緒に頑張りましょう」と挨拶。

  海外からの研修生を代表して、中部日本研修センターで研修中のマレーシアのネルーさんが「今日はお疲れ様でした。たくさんの人と木を植えることができてよかったです。日本で一番高い山、富士山に私の植えた木があること、国に帰ってみんなに話をしたいです」と挨拶。流暢な日本語に驚きの拍手が起こりました。

 企業の代表として東電環境エンジニアリング(株)常務取締役・大竹邦生氏が「去年に引き続いて参加させていただき、明日以降腕が痛くなるとは思いますが、この富士山でまた植林ができて嬉しいです。植林場所に来る途中にポイントスコープというもので、定点カメラをセットしています。オイスカさんのホームページで富士山のページに行くと、植林した後の木や、富士山の映像を見ることができますので、それを見て、また富士山に来たいと思っていただけたらと思います。今日は本当にお疲れ様でした」と今後も引き続いての植林への参加を呼びかけました。

 参加者が感想を述べた後、山梨県森林総合研究所八ヶ岳 薬用植物園園長・清藤城宏氏が「富士山の森づくり」の意義について説明。「今日は富士山が見れずに残念でしたが、苗木にとっては小雨が降って非常にいい状態でした。この場所は県有林ではありますが、国民の皆さんの財産とも言えます。森というのは、さまざまな植物・昆虫・動物が関係しあっている生態系ですが、私は『オイスカは生態系である』と言えると思います。オイスカの理念から、オイスカは生命共同体を考えていると言えます。生命共同体を考えるというのは、生態系を考えるということです。つまり、私たちは地球という家に集まる家族と言えます。そういう気持ちで、森林環境保全に取り組めればと思います」と話をした後に、この場所がみんなの故郷になりますようにとの願いから、参加者全員でふるさとの歌を合唱しました。

  最後に公益財団法人オイスカ事務局長・永石安明が閉会の挨拶。「自然にも人間にも優しい天気の中で植林ができたのも、参加者の気持ちが伝わってのものだと思います。今日の植林は関わっていただいたすべての参加者の協力があって成功することができました。来年もまたお会いできることを楽しみに、そしてこれからさらにオイスカの活動を大きく発展させていきたいと思っています。今日は本当にありがとうございました」と閉会式を締めくくりました。

  霧も晴れた富士山で、最後に全員で記念撮影。作業を終えた参加者の充実した笑顔に来年も会えるのが楽しみです。 小雨が降るなかでの作業、全国各地から集まってくれた皆さん本当にありがとうございました。

▲開会式では霧がかかっていましたが、皆さんのパワーで霧も晴れ、最後の記念撮影。後ろの人も手を上げて、みんな笑顔で締めくくりです。