2020年11月24日

国ボラブログ#4 森の大切さを考える 小学校訪問 

  • 国際協力ボランティア
  •  こんにちは!国ボラの大垣です。今回は林広報室長が都内の小学校5年生を対象にNGO活動と環境保全をテーマに出張講義をされるとのことで、勉強のために同行させていただきました。

    講義の様子
    講義の様子

    講義では、オイスカの成り立ちやNGO活動、植林事業を中心にお話がありました。林広報室長が過去に実際に活動されていたフィリピンの森の様子、伐採によって住民の生活がどう変わってしまったのか?植林プロジェクトがどのように生活改善に効果があったか?等、写真を用いて説明されていたため、紙芝居のような感覚で知ることができたかと思います。

    子ども達の社会科の教科書の中には、森林について学ぶ単元もあり、終始興味津々で耳を傾けていました。講義後には児童の感想スピーチがあり、「植林は未来に繋がる行動なので素敵だと思いました」といった声を聞けたことが印象に残っています。実際に国内外の森林保全に関わっているNGO職員から、仕事の大変さややりがい等を含めたお話を聞くことができたのは、子ども達にとっても視野が広がる良い機会となったのではないでしょうか。

    国際協力事業といっても、子ども達にとってはODA(政府開発援助)や国際機関の活動は規模が大きすぎるゆえにイメージが湧きづらいかもしれません。一方、NGOを主体とした草の根の国際協力活動ですと身近な取り組みもありますし、例えば「ベルマークを集めて植林へ貢献する」など、行動変容にも繋がり、問題を自分事として捉えるきっかけになると思います。

    教科書に書いてあることを単に暗記してテストで良い点をとれて終了では、無味乾燥で意味のない作業にしかなりません。しかし、今回のような講義を通じて、勉強したことをリアリティと結び付け、学校教育の一歩先をいくのは本当に大切なことだと思います。

    余談ですが、講義後には学校側のご好意で美味しい給食をいただきました。懐かしさとともに小学生時代がフラッシュバックしましたが、思い返してみても私はただ給食を食べるだけに学校に通っていた気がします。あの時、NGO職員のお話を聞く機会があれば、もっとしっかりと勉強していたかもしれません(笑)。過去の反省も踏まえて、今後は自分が子ども達にきっかけを与えられるように頑張ります。

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