【60周年記念国際シンポジウム】オンライン参加の大学生の感想

2021年10月18日 ( カテゴリー: 本部スタッフのブログ )

本部・GSMの吉田です。
6日に開催した国際シンポジウムは、全体統括として準備から運営などに
関わってきましたが、それぞれ職員が自身の分担の中で精一杯動いてくれ、
正直なところ私が一番楽をさせてもらっていたように思います。

アンケートをはじめ、多くの方からいろいろなご意見をいただいているところです。
今回紹介するのもその一人。宮城県在住の畑君は、
現在「海岸林再生プロジェクト」でインターン活動中の大学生です。
オンラインで参加した感想を寄せてもらいましたので紹介します。

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オイスカ60周年記念 国際シンポジウム
BE the SOLUTION!(10月6日)感想

畑誠斗

オイスカ60周年記念国際シンポジウムをライブ配信にて参加させて頂いた。
14時頃より始まったシンポジウムは3時間に及ぶボリュームに富んだものであった。
全体の構成として、オイスカが現在に至るまでの60年間に成し遂げてきた事、
その中で広げてきた人々の繋がりを紹介し、またそこからオイスカが見据えている未来の話、
そしてその描く未来をどの様な人々と作り上げていくのか、といった構成であった。
私個人の印象として、オイスカファミリーからのお祝いメッセージや、
第1部、第2部の幕間に上映されていたスピーチコンテストのダイジェスト動画を見ると、
オイスカが力を入れているであろう“啓発・普及活動”を感じられる写真、映像が多くあった。
またそれらは大人や若者に留まらず、小学生やそれよりも更に幼い子供にも
環境に対する意識や理解を促しているのだろうと感じる事ができるものであり、
ここからもオイスカが未来をしっかりと見据えているであろうことが見て取れた。

 

  1. プレゼンテーション:「これからのオイスカの10年」

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オイスカは今後の10年間、EBS、BBSという二本の柱のもと歩を進めていく。
EBSは“Eco-System based solution”のことであり、つまり自然からの恩恵に感謝をしつつ、
自然と共存する中で、自然の持つ力を活用した社会問題解決を目指すというもの。
BBSは“Business based Solution”のことであり、オイスカの持つ人的ネットワークを利用した、
産業発展を軸とした社会作りのことである。これらの実現のための具体的な活動として、
「子供の森」計画や技能実習生の受け入れなどが上げられていた。
これら全てを通じて感じる事は、産業発展のための農業技術のみを伝える人材育成を行うのではなく、
我々が生きる地球という自然に対し感謝し、地域や国の産業のために
行動を起こせる人材を育てる事を念頭に置いているという事だ。
オイスカの創設時に掲げられていた理念を、60年たった今もなお、引き継ぎ、
伝承しているのであろう。この地球環境を大切にしようとする考え方は、SDGsなどの様に
近年急速に注目を集め、切迫した課題であるといえる。
この問題に対し60年前から取り組んできているオイスカは、他の団体に比べ、経験があり、
先導していく事が出来るはずである。このプレゼンテーションの最後にも述べられていたが、
オイスカの持つ人的ネットワークを用いて、小さな所から国家まで、
様々な人々の先駆けとなって地球との共生を示していけるかが、
今後10年において大切なことであると感じた。

 

  1. トークセッション1:「世界課題の解決に市民がどう関わるか(企業編)」

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このセクションでは、オイスカと協働している企業、労働組合の紹介やその活動の紹介を行った。
「子供の森」計画や海岸林再生プロジェクトなどオイスカと共に行う活動や、研修生の受け入れ、
そして農業を通じた地域活性化など、多岐に渡る活動を色々な企業が行っている事を知る事が出来た。
このセクションでは各企業が行う自社紹介の後に、進行役の林さんとの質問トークセッションが
行われる予定であったが、時間の関係によりカットされてしまった。
各企業側も、企業としての社会貢献に関する広報活動であるので、
より多くの活動や内容を紹介したいのは分かるが、私個人の意見であるが、資料だけでなく、
その場でのトークによる企業の目指す所、オイスカとの関わり合いを聞いてみたかったので、
セクションとしては物足りなく感じる印象であった。

 

  1. トークセッション2:「世界課題の解決に市民がどう関わるか(オイスカ関連編)」

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このセクションでは、個人としてオイスカを通じた社会貢献出来ることを紹介しており、
オイスカらしい農業支援、現場での作業だけでなく、ベルマークの分別などの事務的な細かな作業など、
幅広く社会貢献出来る機会がある事を知る事が出来た。またその中で、オイスカ東京本部でインターン生として
活躍する豊田さんのお話では、若者が多く利用するSNS、インスタグラムを通じた若者に対する
ミャンマー募金の呼びかけに関する活動を紹介して頂いた。SNSを通じたこの活動は、若い世代に取って
最も身近な情報発信ツールである故、若い世代であっても出来る事、
社会貢献をする手段はあるというメッセージの様にも感じられた。
また宮城県で行われている海岸林再生プロジェクトに参加する80歳の大槻さんのお話では、
「好きだからこそ続けられる、下手でも回数を重ねる事で学びがある」とのお言葉があった。
ここにオイスカが成し遂げてきた事が現れていると私は感じた。それは、地域の人々が好きになってくれる、
好きになるという事はその活動の意義を理解し、協働したいという事を表していると私は思う。
ここからオイスカの考える、地域のための活動という精神、人々や自然を共に育てるという
今までの活動が、着実に広がり、育って行っているのだろうと感じた。
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