【海外ニュース】ミャンマー「子供の森」 計画参加校における学校設備の改築が順調に進捗 ほか

2020年1月7日 ( カテゴリー: 海外ニュース )

ミャンマー
「子供の森」計画参加校における学校設備の改築が順調に進捗

仙台北RCの支援で水タンクが設置されたため、CFP活動で植えた苗木への水やりもできるようになった(タマゴン小学校)

 2020年11月4日、仙台北ロータリークラブで、本部啓発普及部「海岸林再生プロジェクト」担当部長の吉田俊通が卓話を行い、ミャンマー中部のピョーボエ郡で同クラブの支援で進められている「子供の森」計画(以下、CFP)および学校設備の改築工事の進捗について報告しました。ピョーボエ郡には、17年に完成したオイスカの農業指導者研修センターがあり、CFPも19年より同郡での活動を開始。現在6校が参加し、植林や環境教育の輪を広げています。

 今回の仙台北ロータリークラブ(以下、仙台北RC)の支援では、ピョーボエ高校、タマゴン小学校などへのトイレや雨水タンク、ゴミ焼却施設などが設置されました。10月から地域住民らも参加して工事が進められ、昨年末に完成しました。ミャンマーでは、ゴミの処理に対する住民の意識はまだ高いとは言えず、ピョーボエ高校の敷地や周辺地域でもゴミが散乱している状況でした。焼却施設の配備による課題の解決に向けてより効果を上げられるよう、今後はCFPの活動の一環として、ゴミ問題をはじめとする環境への意識向上を目指したセミナーなども教員や児童・生徒らを対象に行っていく予定です。

 今回のこうした学校に対する支援は、仙台北RCが所属する国際ロータリークラブ第2520地区(以下、国際RC2520)が、19年に同じピョーボエ郡のユワタ学校への支援を行ったこと(本誌20年1月号にて紹介)がきっかけとなったものです。新校舎の譲渡式が昨年8月に行われ、チャウマジ郡教育委員会の代表者出席のもと、国際RC2520の支援を受けて完成した校舎施設が学校に譲渡されました。

 新校舎に合わせて机や椅子、掃除用具といった備品も支援されたほか、トイレや手洗い場、水タンクなども新たに整備されました。

国際RC2520の支援で完成した校舎と水タンク(ユワタ学校)

 同校のドウリンパパコ校長は、各施設の完成を喜ぶとともに、「コロナ禍により休校が続く中、授業の再開に向けた対策が求められている。生徒数を減らして授業を行わなければならない状況下で、教室数も増え、新たに手洗い場も設置されたことで、充分な感染予防対策をとることができるのでありがたい」と、不安が払しょくされたことへの感謝の言葉を述べました。また、19年11月に行われた支援贈呈式の際に、国際RC2520のメンバーと共に学校の敷地に植えた苗木も順調に生育しており、「チャウマジ郡で一番環境のよい学校として認知されるよう、 美化にも取り組みたい」と意欲的に語りました。

 オイスカは、ミャンマーの中央乾燥地域の2ヵ所に研修センターを置き、人材育成を中心とする活動を展開していますが、同時に、センターの周辺地域が抱える課題の解決も目指して取り組みを進めています。今後もこうしたさまざまな支援を積極的に推進し、地域全体の発展に貢献していきます。

 

「子供の森」計画
「国連生物多様性の10年」ポスターコンテスト開催

タイでの選考の様子

 「子供の森」計画(以下、CFP)の活動地の中には、コロナ禍で休校や在宅学習が続いたことにより、思うように学校に行けない子どもたちが多くいます。そうした中、CFPでは、9〜10月にかけ、活動国に呼びかけ、「国連生物多様性の10年」の最終年を記念したポスターコンテストを開催。登校しなくても家庭でできる取り組みだったこともあり、12ヵ国の児童・生徒らによる思いの詰まった作品が多数寄せられました。応募作品は、 各国で一時選考を実施し、その中から選ばれた候補作品を11月26日からの約一ヵ月間、ウェブで公開して、日本のCFP支援者をはじめとする多くの方々に投票してもらう試みも行われました。

 CFP担当のスタッフは、「ウェブでの公開では、あえて国名などの情報は非公開とした」と話し、美術や音楽に対する教育には国や地域によって大きな差があり、使える画材にも差があるため、「どこに住んでいるどんな子が、どういう思いで描いたんだろう」と想像しながら選んでもらいたかったとその理由を語りました。また、今回のウェブ投票は、 コロナ禍で現地に赴くことが叶わない日本の支援者の方々に、投票を通じて子ど
もたちの取り組みや思いに触れてもらう狙いもあったといいます。

 投票に参加した支援者からは「子どもたちの柔軟な発想、豊かな表現力にワクワクした」「地球を大切にしたいという子どもたちの思いが伝わってきた。未来は明るいと信じて一緒に頑張りましょう!」といった多くのコメントや応援メッセージが寄せられました。

 選ばれた入賞作品は、描いた子どもたちのインタビューとあわせ、ウェブで公開する予定です。

 

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