【観察日記】クロマツ発芽9日

2017年6月29日( カテゴリー: 本部発 )

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
6月1日に東京の本部で種まきをしたクロマツが無事に発芽しました。
とはいえ、1台のコンテナに24個の穴があり、すべての穴に種をまいたのですが、20個しか発芽しませんでした。
発芽率83%です。
名取の育苗場で、再生の会のみなさんが手掛けている今年のクロマツの発芽率は96%ですので、それには遠く及びませんが・・・

6月1日に種まきをし、発芽は13日ごろだろうと吉田からアドバイスがありました。
やりすぎに気を付けながら水やりをし、発芽を心待ちにしていました。

12日、出勤して一番にクロマツを見に行くと、なんとすでに発芽していました!!
11日に同じく発芽を心待ちにしていた職員が確認したところ、すでに発芽していたとのこと。
種まきから10日での発芽
今年の名取での種まきが4月27日、発芽確認が5月16日なので20日での発芽に比べると随分早い発芽でした。

発芽2日 CIMG7882

発芽2日 「おーーーー出た出た出た!!」

発芽3日 CIMG7883

発芽3日 後ろの方のポットの穴からも発芽しています

発芽4日 CIMG7891

発芽4日 葉になる部分が伸びてきました(種のすぐ下の部分)

発芽5日 CIMG7895

発芽5日 葉の部分が広がってきました。子どもが七夕飾りに作る提灯のようです

発芽6日 CIMG7900

発芽6日 苗が随分としっかりしてきたようです

発芽7日 CIMG7909

発芽7日 6.5cmに成長

発芽8日 CIMG7915

発芽8日 きゅっと束ねていた種の殻が取れ、やっと自由になった~と開放感

発芽9日 CIMG7965

発芽9日 2本のうちの手前の種も取れそうです

毎日観察しているのですが、毎日見ていても飽きない魅力があります。
再生の会のみなさんが、発芽したばかりの芽を見て「めんこいなぁ」と言う気持ちがよくわかります

発芽8日 CIMG7929

【番外編】自然の芸術(発芽8日)

初めて女王バチ発見、そして

2017年6月28日( カテゴリー: 現場レポート )

ヘビも見ない、スズメバチも見ない、震災以来見たことがない・・・

と思っていましたが、6月13日、初めて女王バチと思われる、
すごく大きなスズメバチを海岸林と農地が接するあたりで見ました。
(三和ゲート西側)

私たち、ハチとか、雷とか、危ない系にはアンテナ張ります。
即、「女王バチ誘引トラップ」の作製を決めました。
兵隊バチを狙うのではなく、女王バチを狙って巣をつくらせない。
本当は、4月ぐらいから始めるのがイイのですが。今ならまだ間に合うと。
ANAの廣瀬君、久保君も一緒に、名取市海岸林の南部に4か所、内陸防風林に2か所を設置。

雨水除けのため枝の下に設置(仙台空港北側、内陸防風林4列目南端)

雨水除けのため枝の下に設置
(仙台空港北側、内陸防風林4列目南端)

作り方は、2リットルの空ペットボトルに日本酒360ml、酢180ml、砂糖を少々。
「ハチ誘引剤」などとネットで検索すると山ほど出てきます。流儀もいろいろ。
前に勤めていた林業会社では、扉を内側にする派と外側派の
両方の意見がありました。高級なお酒のほうがイイという人も。
(そういうことはないと思いますが)

防風垣の下で雨水が入りにくいように、口は主風の反対側に(北釜地区、2015年植栽地、南西端モニタリング調査プロットNo21横)

防風垣の下で雨水が入りにくいように、口は主風の反対側に
(北釜、2015年植栽地、南西端モニタリング調査プロットNo21横)

もし見事に捕殺したら、「してやったり?」
落ちているのがいいのか?、落ちていないのがいいのか?
どうなんでしょうね。

話は少し変わりますが、17日、虫取り網を持ったおじさんを見かけました。
「生物多様性の調査員?」と思って聞いてみると、「昔からの趣味」だと。
「樹木・草340種以上、昆虫270種以上、鳥類54種・・・という数字どう思いますか?」
と聞くと、ほとんど疑惑のまなざしで、「もっといる」とぶっきらぼうな答え。

「いる」という言葉。
その方は、草木より生き物を思ったから「いる」と言ったのかもしれません。

6月9日-10日の2日間ボランティアに来てくださった化学総連の事務局より
ブログが届いたので、ご紹介します!(原文ママ)
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化学総連では4回目となるオイスカ様の海岸林再生プロジェクトのお手伝いに6月9日(金)10日(土)と参加してきました。今回の参加は化学総連加盟組織18単組総勢52名が参加し、9日(金)についてはコラボとして全積水労働組合連合会の皆さまと一緒に参加し総勢97名と大規模な参加となりました。

9日の初日は、オイスカの吉田様・浅野様と合流しクロマツの育苗場でオイスカが行う海岸林再生の重要性・必要性やこれまでの活動内容・今後の活動についてレクチャーを受けました。その後、今回作業する内容について吉田様から「簡単で地味な作業」と説明を受けどんな作業なのかワクワクしながら、クロマツのもとへ移動しました。

移動中では約2mまで成長したクロマツや昨年植樹したクロマツなどがあり、過去に参加経験がある参加者からは、「大きく育ったなぁ~」と我が子の成長を見守るような声も聞かれました。

そして私たちが作業する現場へ到着!作業内容は、二手に分かれ一つは「つるまめ」の除草隊ともう一つは、鎌を持つ草刈隊でした。つるまめの除草は非常に重要な作業であり、つるまめが成長するとクロマツに巻き付き、日光が当たらず成長を妨げてしまいます。吉田様より、つるまめがどんな雑草なのかレクチャーいただき、「1本とも見逃さず抜いて下さい!」と指導いただき作業開始しました。

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最初はみんなで「つるまめこれだよね?」「あった!あった!」と確認しながらの作業でしたが1時間もすると慣れてきて、みんな一心不乱で作業を行いました。そんな中、癒しを与えてくれる出来事が・・・。草の中に鳥の卵を発見!!と思いきや、今度は別の場所で鳥のヒナも発見しました!!鳥たちも育つ環境にまで復興していることを改めて感じる出来事でした。また、鎌での草刈隊は、鎌の扱い方や刃の研ぎ方についてレクチャーいただき、草刈りを行いました。そしてあっという間に夕方・・・生い茂っていたつるまめやその他雑草も除草し、きれいになりました。参加者からは「きれいになってクロマツが大きく成長してくれるといいね!」と労をねぎらっていました。

2日目の朝、今にも雨が降りそうな雲行きのなか現場へ向かいました。現場到着後、化学総連会長の挨拶に始まり、軽く体操を行なったあと作業を開始しました。2日目の作業も同じ作業です。前日行った作業ということもあり、作業はスムーズで天気も晴れてあっという間に作業終了時間になりました。

DSC_0525

最後に、2日間と言う短い時間でしたが作業に従事させていただき、名取海岸復興へのお手伝いになれたのであれば幸いです。今回の作業内容で吉田様から「地味な作業」と言われましたが、地味な作業とは感じませんでした。何故ならこの地味な作業というのは私たちが働く現場でも重要なことだと感じたからです。一つでも手を抜けば、大きな事故につながりかねません。その必要性を十分理解しておくことが大事です。今回の作業を通じて改めて勉強になりました。参加された皆さまも活動を通じて学んだことはたくさんあると思います。今回の経験を通じて周りの方々に実状を伝え活動の輪を広げられるきっかけに出来たらと感じました。

化学総連の活動も大地に根付いた活動に取り組んでいきますので引き続き宜しくお願いいたします。

吉田37歳。2007年1月、10回目になろうかというタイ出張のとき。
すでに「退職」を考えて始めていた。途中で何かを辞めるという経験はなく、
すでに7年知遇を得たタイの人たちや、戦友でもある後輩たちがいる国への
複雑な気持ちを片隅に持った出張だった。
2007年1月の出張 2列目右からカヤイ君と吉田

2007年1月の出張。2列目右からカヤイ君と私

インド洋大津波から3年の、南部ラノーン県のマングローブ植林プロジェクトを、
出張の本題終了後、じっくり村々を訪ねる機会を得た。
「なんで村の人は造林の労務に参加するのか?」
この疑問を察して、タイ政府職員で県全体の海岸林造林の総責任者カヤイ君や
オイスカタイ総局が急遽応えてくれた。

当時、オイスカとの共同区域だけで700haの再造林が完成していたと思う。
4つの海岸沿いの漁村を訪ねた。傷跡は見られるが、村は元通りに見えた。
「漁獲高が減った。1回の出漁の水揚げが30分の1」
「仕事を求めて若い人は出稼ぎに行き、村には年寄りばかり」
「若い人たちが戻って生活できるよう、マングローブを植えたい」
見た目の復興とは別に、知る人ぞ知る、切迫した事情を知った。

水平線まで見渡す限りの海の森を、マングローブリサーチセンターの4階建てぐらい
あろうかという櫓に登って、「遠くを」眺めるカヤイ君の豊かな表情を今も忘れない。

2007年7月、退職するとき、タイのみんなへの言葉が見つからなかった。
完全にオイスカのことは忘れて林業労働に明け暮れていたが、
2009年、春日智実さん・ヤット君のタイでの結婚式に招待いただき、、
タイの恩人、親友、田野井君など大事な後輩たちと再会。
朝5時半までホテルのロビーで、マングローブの村人も一緒に車座になって飲み明かし、
30分だけ寝て、フラフラで結婚式に行ったことを思い出す。

そして2009年秋、縁あって、一方、恥を忍んでオイスカに復職。
すべてにおいて新入職員として。恥ずかしく、悔しいことばかりの毎日だった。
そうしているうちに震災がきた。これまでのすべてを注ぎ込むと確かに決めた。
もちろん、無意識のうちにタイでの経験を活かすことになった。
孤立無援、四面楚歌、サンドバックとなるのを覚悟し、事実そうなった。

2012年3月11日、カヤイ君、ヤット君と林久美子さんと、
初めての3.11の2時46分は、宮城で海を見ながら一緒に手を合わせた。
あの時は、私がタイの現場を励ます立場だった。
「また頑張ろうと思った。来てよかった」とカヤイが言った。

左からヤット君・カヤイ君・林久美子さん

左からヤット君・カヤイ君・林久美子さん

そして、今年、5年ぶりにそろって宮城で再会。
しかし、私の師匠、見原アイサさんは天国から参加。
6月8日、」日タイ「海岸防災林トークセッションは会場に向かって話をした。
だけど我々、自分に、お互いに、思えば天国のアイサさんにも何かを話していた気がする。

互いの存在を励みに。
オイスカ職員たるもの、みんながこういう心の世界を持っていると思う。
「あいつがいるから、アイツらが頑張っているから、俺も頑張る」
それが私たち。私たちオイスカ。国際協力の醍醐味。

オイスカタイのスタッフブログ「さわっでぃーオイスカタイ」
http://ameblo.jp/oiscathai/
*訪日記録、気長に待ってます。

大鎌で草刈り♪

2017年6月25日( カテゴリー: 現場レポート )

こんぬずわ!海外事業部の伊藤でございます。

先日の6/10・11に海岸林再生プロジェクトの現場を訪問しました。
今回は大鎌の紹介をしたいと思います。

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大鎌を引いた時に雑草がガサリと切り取れると、つい楽しくなり時間が経つのを忘れて作業しそうです!

さて大鎌はまず、草をきれいに刈るために刃の手入れを行います!

刃の鋭さが足りず、草が刈れない場合は草が横に寝てしまい、刈るのが難しくなります。

労力も時間も取られるため、作業前に刃の手入れをすることが大事なのです。

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そこで指導員の佐々木勝義さんによるデモンストレーションをしていただきました。
今回、ボランティアに来られた凸版印刷労働組合の皆さんも、
一瞬でも動作を見逃すまいと集中しておられます。

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まずは片足で大鎌を踏み、動かないようにしっかりと固定します。

きちんと押さえないと刃が動いて自分を切ってしまいますから注意です。

 

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次に鎌に水をかけて、砥石を使います。
この砥石は灰色と茶色の2面があり使い方が異なります。

セメントとレンガみたいに見えますね。

最初に面の粗い灰色側を使い、円を描くように鎌の表を研ぎます。
鎌の刃に対する砥石の角度は35°が目安です。

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今度は裏面に返り(でっぱり)が出るので茶色側でストレートに研ぐことで、この返りを取ります。

これでOK。

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試し切りをして、いざ出陣です、勇ましい!

 

 

 

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植栽現場にはびこったシロツメクサを刈り取ります。

草に隠れている松を刈り取らないように手早くかつ慎重に進みます。

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無題

 

 

除草後です。

横の拡大図にあるような松が隠れていたのがわかりますでしょうか?

 

 

さながら早朝の満員電車から解放されたかのように松の苗たちがε-(´∀`*)ホッとしているように見えます。

皆様お疲れ様でした!

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