左・中は生育。新芽が伸びている。右は枯損

左・中は生育。新芽が伸びている。右は枯損

今回の床替移植は、昨年播種をして育ててきた9万本の苗の根を15cmに切り詰め、 スペースを広げて植え替えを行ったものです。
 機械を使い、またボランティアさんも借り、一部人力で丁寧に植え替えました。
この9万本というのは苗木専門の業者さんでもこんなに広い面積 で栽培しているところは稀です。

その床替の結果を5月中旬に見てきました。

残 念ながら、1ヵ月後の結果をみると約3割が枯損しておりました。
普通は1割程度ですので、少し高い枯損率です。その原因はいつか考えられます。

①土壌の「乾燥」に 耐えられなかった
②床替直後、雪が降るほどの寒波など、「気温の乱高下」に見舞われた
③スギの植付機(マツ用はない)にあわせて「根を切り詰め過ぎて」、
水分養分を吸収する能力が必要以下となった。
④機械植え の為、苗木の床固めが不十分(植える穴と苗との間に隙間が多い。
人力の場合は足で踏み固めます)なため根からの水分養分吸収を妨げた

今後、窒素肥料 の追肥をおこなって体内の充実をはかることが必要です。

第一育苗場西側半分

第一育苗場西側半分

真心を込めて、初めてクロマツ育苗に取り組んだ被災地関係者一同、 枯れた苗を見て胸を割かれるような思いをしました。私自身、落胆した声 も聞き、顔も見ました。
そもそもの海岸林再生の厳しさに加えて、津波で遮るものが一切なくなった荒野で、 種子から稚苗を育てる現実と改め て向き合いました。ですが、障害を経て経験を積み、心豊かになると思います。

今後も数々の困難が待ち受けていると 思いますが、今回の反省を十分生かし、 誠心誠意取り組んでゆこうと考えております。

 

 

今日は仮設住宅に住むお二人が草取り・散水などに従事。「今年は草取りが大変だねー」

今日は仮設住宅に住むお二人が草取り・散水などに従事。「今年は草取りが大変だねー」

枯れているようでも、活性剤などの措置で持ち直すものもある

枯れているようでも、活性剤などの措置で持ち直すものもある

 

 

 

 

 

 

 

 

通常だと、未成熟と判断した小さな苗は捨ててしまうが、大事に移植まで行ったが、小苗の成績は芳しくない。

通常は捨ててしまう「未成熟」な苗も今回は大事に移植したが、やはり成績は芳しくない

これは見事。嬉しいですね。

これは見事。嬉しいですね。

2013年5月
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