出席者のうち再生の会は4名

出席者のうち再生の会は4名


黄色の線が内陸防風林

黄色の線が内陸防風林


名取市主催:下増田南原・北原東地内塩害被害保安林(内陸防風林)の植栽に関する
説明会が1月21日に下増田公民館で開催されました。
名取市には「蔵王おろし」に対抗する内陸防風林がありましたが、津波で大きな被害を
受けました。宮城南部沿岸では内陸防風林の存在は名取が唯一です。
説明会には、共有林地権者(のべ405人)代表の町内会長・区長15名が出席。
下増田村から名取市に統合され共有林となった経緯や、各町内会・行政区からの管理状況共有、
当プロジェクトに対し「我々はみな、感謝しなければならない」という言葉や
温かく心強い言葉が続き、会議は1時間半もかかりましたが、議事は問題なくシャンシャン。
市への「委任状」用紙が出席者に配布されました。
佐々木統括からは以下を説明。
「境界が不明瞭。施業前には必ず境界測量すべき。それが成されなければ実施できない」
「後々のトラブルを避けるためにも、境界から3尺下がって植栽するのが常識」
「生存木は当然生かすので、植栽本数は2割程度減る。場所によっては5割減」
「場所によって3種類の地拵え(じごしらえ・植栽前の地ならし・準備)がある。
3種類とは、①全刈地拵え、②散布地拵え、③筋置き地拵えがある。下刈りは年2回」
「また、場所によっては地盤沈下、陥没があり、国の補助などを利用し、盛土すべきでは?」
「内陸だから、クロマツに限る必要はなく、岩手県産マツノザイセンチュウ抵抗性アカマツが良い」
「植栽後、5年下草狩りをした後、ヤブツバキなどを種でばら蒔き、林帯幅の狭さを補い、防風効果を上げる」
「地権者の皆さまには、現場に実践にご協力いただきたい」
私からは
「この事業は全額、国内外・全国からの寄附者のお陰で成り立っている」と一言だけ。
HPにも掲載している決算報告や、3月の歩こうツアー・シンポジウムをご案内。
国土交通省仙台空港事務所からも、空港民営化の状況報告、「航空法」に絡む立木の高さ制限
などの説明がありました。
市議会で「内陸防風林もオイスカに」と話し合われてから、復興業務の多忙さゆえ
ここまで1年強かかりました。近々、県・市・オイスカ・再生の会で海岸林に加え
「追加協定」して来春から植栽が始まる見込みです。
地権者の同意、境界明確化が済んだ場所から協定締結。
最終的に追加協定面積は5~10haの見通し。

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