本部・広報室の林です。

4~7日まで横浜で開催されていたアジア開発銀行の年次総会 最終日、
サイドイベントとしてセミナーを開催しました。
日本のCSOがどのような取り組みをしているのかを世界に発信しようと
主に環境保全や復興支援などについて紹介しました。

「海岸林再生プロジェクト」については清藤参事が専門的な視点に加え
社会的なインパクトについても触れながら紹介してくださいました。
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会場にはアジア各国を中心に世界中の青年たちの姿が多く見られました。
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「質問がある方」とのファシリテーターからの呼びかけに
たくさんの手があがりその積極的な様子に驚きました。
香港から来たという女性は
「香港はこれまで大きな災害に見舞われてないので政府はそのための 備えをしていないが、今後は防災対策は欠かせないと思っている。 私たち若者が政府に働きかけるとしたらどのようなことができるか」 と質問。若い人たちが真剣に学び、考える場の空気の心地よさを感じました。
 
 
セミナーが終わった後、降壇したパネリストたちに、たくさんの参加者が
声を掛け、コミュニケーションを図っていました。
私が話をしたミャンマーの女性は、国際NGOの事務所に勤務し、
防災意識の向上プログラムを担当しているとのことでした。
「ミャンマーでも地震や洪水などの自然災害が多く、日本での取り組みは
とても参考になる。子どもたち向けにどう防災教育を展開していったらいいか」
と質問されました。日本の学校で行われている避難訓練などを紹介しつつ
それでもやはり地域や学校によって温度差があることを伝えました。
「自分が体験しないと本気にならないのは日本も同じなんですね」と。
日本が世界にできる貢献の一つは、防災教育なのだろうと震災後から
考えていましたが、それをあらためて強く実感したセミナーでした。

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