イブラーヒム・ウェイス駐日モルディブ特命全権大使が、オイスカ中部日本研修センターの(愛知県豊田市)視察前日の12月9日、海岸林の現場をご視察くださりました。

オイスカとしては、インドとスリランカの間にある国ながら、60年ほとんどご縁がなかったものの、永石専務理事が7年駐在した前大使(現在国務大臣)と懇意で、その前大使や現大使が、オイスカとの協働を検討くださっている模様。永石専務はECO-DRR(*)についても説明し、視察が決まりました。私にとっては未知の国。来訪を楽しみにしながら、ほんの少々予習。

東日本大震災では、「異例」なほど国民が募金活動(4,600万円)を行い、政府はツナ缶86,400個、民間も60万個も送ってくださっています。「水産食品加工技術や企業化を指導したのも日本」(談:大使)。1987年の高潮壊滅的被害を受けて始まったODAによる首都マレなどの防潮堤のおかげで、インド洋大津波での壊滅は免れたようです。

数年前、国連のモルディブ駐在代表の日本人女性が日本記者クラブで講演で語っていたのは、
・「飲料水の確保」 海水の淡水化のための石油に国家予算の20%が使われる。
・「ゴミ処理」「海岸浸食」「サンゴ礁死滅」「若者の活用」「女性の社会進出」などが課題
・3kの仕事はバングラデシュ人などが担う向きがある

その他印象に残ったのは・・・
・人口40万人、観光客100万人(中国で3分の1、次いでインドが多い)
・平均海抜2.4m。2004年のインド洋大津波では死者わずか82人。首都マレは3分の2冠水ながら死者0。
・1,200の島国、有人島190.島ごとに用途を「分業」。1島1ホテル。
・国土の43%が農地。農民は2.7万人。主産品はココナツ、バナナ、タロイモ。主食は輸入。

視察では、海岸林の効果と機能ばかりではなく、仙台からの沿岸部の諸施設や現状を広くお伝えしましたが、最後に訪ねた宮城県支部亀井会長の応接室で、森林の防災機能とプロジェクトの規模への驚きを閣下は熱く語って下さりました。仙台駅でお別れしたときの表情からしても、何かを深く考えて下さったのだろうと感じました。会話の端々から「若者の育成」を特にお考えのようでした。

右:大使閣下、左:永石専務

右:大使閣下、左:永石専務

淑子さんの娘さんは、新婚旅行がモルディブだったそうです。

淑子さんの娘さんは、新婚旅行がモルディブだったそうです。

最後の強いまなざしと強い握手、嬉しかったです。

*永石専務、全部説明、通訳いただきすみません。ありがとうございました。(笑)

*オイスカ本部ブログでも、ECO-DRR(森林など生態系を活用した防災・減災)の連載を始めました。

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