土壌の物理調査とクロマツの思い出話①

2017年8月9日( カテゴリー: 清藤先生の視点 )

緑化技術参事の清藤です。

8月3-4日、名取市海岸林再生の会の総会ならびにモニタリング調査で名取に出張しました。
4日はUAゼンセンのボランティア28名が、ツルマメの除草作業を行いました。
腕力のありそうな方2名に協力してもらい、植栽地の穴掘りを実施しました。
天気は曇り、多少小雨もパラつきましたが、今回の調査目的を果たしてきました。

これまですでに植栽した植栽地・約50haに、調査年度別、苗木別、植栽時期別などで
26ヵ所の調査区を設けてあります。今回は広葉樹植栽地2ヵ所、今年度植栽地5ヵ所
計7ヵ所の土壌の物理性を調査しました。生育の土壌基盤はご存知のとおり、約3mの
盛土をした人工基盤。その基盤が、クロマツが正常に育つために必要な土層であるか、
特に粘土分、礫、硬度、透水性を明らかにする必要があります。今回は約60㎝の深さで
ボランティアの方に穴を掘ってもらいました。最終的な調査は今年度中にまとめますが、
今回の調査地では、おおむね生育不良を起こすような大きな問題点は見当たりませんでした。

今後は植栽木クロマツの根の発達状況と土壌硬度をさらに詳しく調べたいと思っております。

調査プロットNo.22の土壌断面

調査プロットNo.22の土壌断面

さて、調査も順調に終わり、まだボランティアさんは作業中でしたが、そっと帰ろうと思った矢先、
吉田部長につかまり、「先生、帰る前にボランティアの皆さんにクロマツの話をしてください!」。
なんの準備もないのでアタフタ……オドオド……。そこで突如思い出したのは、「クロマツの染色体」のこと。
実は私は学生時代に染色体を調べていたのです。クロマツは、私の卒業研究のために用いた材料でした。
研究室は、生態学、生理学、土壌学、育種学等を対象とした造林学教室で、私は何か新しいものが
育種学によって創れる、そのことに夢を託し、林木育種学を専攻しました。
(それについては次のブログで…)

即席のプチ青空教室

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