頂芽の勢い ~溝切り効果~

2019年5月10日( カテゴリー: 現場レポート )

2014年植栽のクロマツを、2017年春は「鬱閉のはじまり」と表現しました。
防風垣の上に立ってみて、地面が見えないほど茂った箇所が出現。
去年の春は、「そんなに伸びて大丈夫か?」と思うぐらいの勢いとなって、
頂芽がひょろひょろっと、見るたびに伸びました。
防風垣を大きく越えたので、台風で折られることを覚悟したり。
1年で1m以上伸びるものもあるんです。

2014年植栽地。すさまじい勢いを感じます

2014年植栽地。すさまじい勢いを感じます


今年一番感じているのは、多湿で悩む2016年植栽地の「頂芽」の活力。
過去3年、プロと、年平均2,000人のボランティアの多くが、世話してくれました。
多湿に苦しんだだけあって、「鬱閉のはじまり」は2年遅れの感があります。
でもやはり、やるだけのことはある。来てくれた全員に胸を張ってお見せできます。
2年遅れぐらい、松の一生においては影響ない。
2016年植栽地。1年後に植えた場所に抜かれると思っていましたが。これからが楽しみです。

2016年植栽地。1年後に植えた場所に抜かれると思っていましたが。これからが楽しみです。


今日5月9日、「溝切り効果」を、大阪から来てくれたダイセル労働組合10人にも
見てもらいました。感想は後日寄せてくださることになっています。
彼らは、溝切り新設50m(直接効果720本分)、補修60m(間接効果約1,500本分)
つぼ刈り(720本分)、約0.6ha分の成長促進に相当します。
今年のトレンド候補、「カラスエンドウ」の「抜き取り」にも着手。
去年の台風で、防風垣がひっくり返っていた箇所も修復。
一日ありがとうございました!大阪に行ったら、寄らせていただきますね。
防風垣が強風でまくられてしまった箇所をダイセル労組の皆さんに直してもらいました

防風垣が強風でまくられてしまった箇所をダイセル労組の皆さんに直してもらいました


プロとボランティアのリレー、次は、オイスカの法人会員、
角川学園花壇自動車学校の自動車整備士を目指す学生さん約80名の巻です。

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