今年のトレンドは「カラスノエンドウ」

2019年5月17日( カテゴリー: 現場レポート )

年により、場所によって、出てくる雑草は違うとつくづく実感します。
葛とニセアカシア以外としては、
2014年、2015年はオヒシバ・メヒシバ(イネ科)、
2016~2018年はツルマメがトレンドでした。
今年前半のトレンドは「カラスノエンドウ」。
連休前は繁茂を意識しなかったのですが、浅野さんが誰よりも、プロよりも早く変化に注目。
東京本部海岸林チームの女性陣3人は、現場でもとにかく何かに気付くのが本当に早い。 
感心するのはもう一つ。即調べること。その結果は、
「7月にはタネが拡散」「草丈最大1.5m」。
森林組合も植付開始前に、カラスノエンドウだらけの場所だけを第一に草刈。
17日の花壇自動車学校80名、18日の公募ボランティア140名には、
まず、2018年植栽地16haをすべて歩いて、カラスノエンドウだけを
全長2㎞探していただいて駆逐するようお願いしようかとも考えました。種が飛散する前に。
作業方法は、ツルマメ同様、根っこごと「引き抜く」のがベスト。
ですが、あまりに斑で、広範囲(全長5㎞)。初めての人たちに探してもらうのは荷が重く、
目が慣れるころには帰る時間になってしまう。
一部お願いしますが、今週末の皆さんは、溝切りメインとします。

これがカラスノエンドウ

これがカラスノエンドウ


6月後半には、きっとツルマメが出てくるでしょう。
去年も十分駆逐したので、あまり出てこないという希望的観測もあるのですが。
ボランティアの皆さんには、①除草、②溝切りの二つをお願いすることになるでしょう。
①②の対象地は2016年~2018年植栽地40.98haが主戦場。溝切りは大きなサイズを掘ります。
本当はアカツメグサも刈ってほしいのですが、何種類も覚えてもらうのは難しい。
例年通り、ツルマメ狙いの第2波で「つぼ刈り」もすることにします。
これはハマエンドウ。草丈が高くなることはないので、刈る必要まったくなし。

これはハマエンドウ。草丈が高くなることはないので、刈る必要まったくなし。


 

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