100人に聞きました 「この2年の成果・社会的意義とは?」①

2013年7月23日( カテゴリー: お助け隊員の声, 本部発 )

e_mark+ liklik 先日、2年間レポートをまとめるに当たり、海岸林再生プロジェクト立 ち上げから2年の成果などを、100人に聞きました。数回にわたり、何人かの方のご意見を紹介します。
■オイスカ個人会員男性より(某鉄鋼メーカー副部長)
(1)本事業は先ず官 (省、県、市)、学(大学/教 授)、産(各企業)、民(NGO+地元市民)の共同で協力しながら行う事業であると言う事。この意義は私の知っている限りでは内容にしても、規模にしても最大のもので、誰のためと言う問題ではなく、 日本国民のため、日本という国のための位置づけと考えています。大いに声を上げて言えるポイントであると思います。
(2) 特に戦後発展を続けた日本の各組織は肥大化し硬直化して大戦艦大和の様に小回りが利かなくなったばかりか、進む方 向性さえ見失いかけている のが現状ですよね。この硬直した日本の組織をぺネトレイト(*)させる意義があると思います。
(3) 近年日本企業は社会貢献を意識し、企業経営の中に企業が社会の一員であり、社会に尽くすと言う、また環境意識を持ち 配慮すると言うコンセプトを取り入れつつありますが、この事業がまさに企業及び社員全体にこのコンセプトを浸透させるに十分 な事業だと思いま す。
(4)同様に行政 も過去の利権に縛られて、行政の改革をなすどころか、大変革の時代に対応できる組織に到っていない。まだまだ偏った サービスの横行が見受けられる。この事業は利権がらみの事業ではないですよね。真に国民の為の事業と位置づけられ るられるのではないでしようか。行政も上から目線だけではなく、共同で行う意識が大きく前進するのではないでしょうか。
(5)民(NGO+地元市民)も産官学を超えた土俵で男女、 年 齢、職種、肩書きを越えた人たちが、与えられた組織の枠組み等の制限無く、自分の価値観に合った活動に自らの意思で参加するもので意義は大きいと思 います。
(6)今だに十分な市民権を得ていないNGOですが、本事業にお けるオイスカのNGO活動は縦割りの日本社会をぺネトレイトする起爆剤であると 同時に個人に、また 社会に活力をもたらす源泉であると考えられます。オイスカもこの事業を通じて市民権を得られる様に思 えます。
*ペネトレイト:バスケットボールの攻撃手段の一つ。ゴールに向かってドリブルで切りこんでゆくこと。巧みなドリブルと、相手を振り切るスピードが必要とされるため高い技術が要求される。そういう選手をペネトレイターと呼ぶ。

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