名取市民向け視察ツアー 実施報告

2月23日、名取市民を中心に視察ツアーが開催され約50人が参加。
防潮堤や春から植栽がスタートする盛土などを視察しました。
ツアーは三井物産環境基金のご支援で実施いたしました。
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写真は、いつも必ず視察の際に皆さんをご案内する模範となる地形。防潮堤から数十メートルですから当然津波がすごい勢いで襲った場所です。でもこれだけ松が残っているのは、小高くなったこの地形のおかげで、松のその最大の特徴ともいえる「直根が深く伸びる」性質が発揮されたからだとの説明が案内役の太田猛彦先生からなされました。だからこれから植栽するところには、このような盛り土工事をする必要があるのだとのお話に皆さん納得。
この日は私たちのためにお天気が良くなったかのような晴天。ところどころ雪は残っていましたが、風もなく、2月とは思えない暖かさ。
市長さんもダウンジャケットにジーンズ姿で大きなカメラを首からぶら下げ、市民のみなさんと一緒にバスに乗り込んで視察に参加してくださいました。
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←ここも皆さんをいつもご案内するポイントです。
皆さんの視線の先にあるのは「愛林碑」。この地域の海岸林は伊達政宗の時代から造成されてきたものですが、戦争などで再造林が必要な状況に陥っても、市民が大変な苦労をしながら植林・育林に取り組んできた記録が刻まれています。
DSC_5029もちろん育苗場も見学。コンテナ苗について現場統括の佐々木から説明をしているところです。過去に何度か現場に来てくださっている方々も、初めてだという方々もやはりこの苗の姿を見ると「あ~プロジェクトが前進しているんだなぁ」というのが実感できるようです。
「よしよし」とチクチクする松の苗をやさしくなでてくださっている姿もたくさん見られました。

最後は記念撮影。みなさんありがとうございました!DSC_5044

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